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Eipic10-B機械仕掛けの少女〜Team Sycorax〜
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がプール内に響き渡った。僕たちみんなの視線がティアさんに向けられた。

「もしあの人が本当に2人の母親のクイントさんだとしたら、どうして2人の記憶が無いのか! アギトと同じように、記憶の改ざんを受けていると見ていいです! だったら! 記憶が戻るその時まで留置所に勾留しておくのが一番! 違いますか!? ギンガさん!」

「ティアナ・・・」

「アンタの憧れのクイントさんが、プライソンなんていう犯罪者に良いように操られてるのを、そうやって黙って見てるつもりなの、スバル!?」

「ティア・・・」

ティアさんにそう言われたスバルさんとギンガさんは立ち上って「ありがとう!」ティアさんにお礼を言うと、顔を濡らしてた涙を袖で拭い去って力強く構えを取った。

「母さんが生きていたことを喜ぶべきね、スバル!」

「うんっ! お母さんの記憶を取り戻す! その前にまずは、お母さんを捕まえる!」

ティアさんの発破のおかげで気力を取り戻したスバルさんとギンガさん。ティアさんは満足そうに頷いて、僕は「お手伝いします!」“ストラーダ”を構え直して、「サポートはお任せください!」キャロも臨戦態勢に入ると、「キュクルー!」フリードも大きく鳴いた。

「だから。私はあなた達のお母さんじゃないって。でも、はぁ・・・。やる気になっちゃってみたいで。しょうがない、力尽くで退いてもらおうか」

クイントさんが首から提げてたネックレスを手に、「ソニックセイバー」ポツリと漏らした。足元に展開されたのはベルカ魔法陣で、光に包まれたクイントさんはバリアジャケットに変身した。両腕には、スバルさんやギンガさんの物と全く同じ“リボルバーナックル”が装着されていて、両脚にも足首に歯車のようなパーツ――ナックルスピナーがあるローラーブーツが装着されてる。

「ティア、エリオ、キャロ! ごめんだけど、ちょっとの間だけ他の子たちの足止めをお願い!」

「その間に母さんを、私とスバルで止めるから!」

スバルさんとギンガさんからのお願いに、僕とキャロは「はいっ!」力強く応じて、ティアさんは「任せてください!」笑顔になった。対するクイントさんは「お願いね」ルールー達にそう一言だけ告げると・・・

――ケレリタース・ルーキス――

「あなたはわたしが・・・」

――トイフェルファオスト――

僕の目の前に音もなく「リヴィー・・・!」が現れた。すでに振りかぶられていた右拳には魔力が付加されてる。咄嗟に“ストラーダ”を構えてその一撃の防御を行う。そして繰り出された拳を柄で受けたんだけど、「ぅぐ・・・!」両手から体、頭へと衝撃が奔った。だから一瞬、意識が飛びかけた。

「ぐぅぅ・・・!」

その所為で吹っ飛ばされて地面をゴロゴロ転がってしまう。その最中にキ
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