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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-B機械仕掛けの少女〜Team Sycorax〜
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の子とはまた別の女の子ルールー、さらにアイリ医務官の実のお姉さんだって言う融合騎のアギトまでが姿を現した。さらに・・・

「お母さん・・・!?」「母さん・・・!?」

もう1人、今度は大人の女の人が現れた。ロングワンピースとロングカーディガンって服装。スバルさんとギンガさんがその女の人を見てそう言った。どことなく似ている気がするけど、でもスバルさんとギンガさんのお母さんはすでに他界してるって、スバルさん本人から聞いてる。じゃあの人は?ってことになるんだけど・・・。

「お母さん!」「母さん!」

「えっと・・・どちら様? 確かに私に娘は居るけど、あなた達じゃないわ」

「「っ!」」

その女の人は冷たくあしらうんじゃなくて、優しく諭すようにスバルさん達に語りかけた。だからスバルさん達はガクッと力なく膝を付いた。スバルさん達のお母さんは「さ。ケースとプフェルトナーを持って帰ろう」ルールーやリヴィー、アギトにそう言って踵を返す。

「でもクイント。プフェルトナーが見つかってない。捜さないとプライソンに怒られる」

「え、そうなの? 困ったな〜。管理局員が居るのに。プフェルトナー探しを黙認してくれるかな・・・?」

スバルさん達のお母さん――クイントさんが改めて僕たちの方を見ると、「やっぱやっちゃうか!?」アギトの周囲に火炎球が4基と展開された。ケースを抱えるルールーとリヴィーも、「やる・・・?」こっちに振り返った。僕はキャロを庇うように前に躍り出て「ティアさん!」に指示を仰ぐ。

「スバル、ギンガさん、しっかりしてください!」

ティアさんが“クロスミラージュ”の銃口をクイントさん達に向けながらスバルさん達にそう言うけど、「・・・」お2人はショックから抜け出せないようで両膝立ちでクイントさんを見てるまま。

「ロングアーチや隊長たちと通信も念話も通じないし、これは結構まずいかもね・・・!」

ティアさんの言うように誰かがジャミングをしてるみたいで応援も呼べない状況だ。スバルさんとギンガさんがあんな様子だと、今の僕たちでクイントさん達と戦ったとしてもまず勝てない。ここは悔しいけど退くのが一番なんだろうけど・・・。

「銃を持ってるそこの君。君がリーダーみたいだけど。ここは退いてくれないかな? ここで足掻いても私たちには勝てないってことは理解してると思う。そこの可愛い子たちも、痛い目に遭いたくないでしょ?」

僕とキャロに目を向けてそう提案してきたクイントさんに、「じゃあ、プフェルトナーを探して早く帰ろう」ルールーと、「ん〜」リヴィーが賛成して、魔力放出と臨戦態勢を解いた。もうそれを見送るしかないのかって“ストラーダ”の柄を握りしめる。

「すぅ〜〜〜・・・スバル、ギンガさん!」

ティアさんの大声
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