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Eipic10-B機械仕掛けの少女〜Team Sycorax〜
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それじゃあフェイトちゃん、アリサちゃん、シャルちゃん、クラリスちゃん。ここお願い!」

「ええ!」『うん!』『ん』

「なのは、気を付けて」

「フェイトちゃん達も」

なのはと拳をコツンと打ち合って、全速力で離れて行くなのはを見送った。シャルとクラリスはすぐに来てくれた。真紅に輝く魔力の翼を背に空を翔けるシャルと、召喚獣に乗って海上を進んで来たんだけど、「アンタ、ソイツを召喚するのはどうよ」アリサが肩を竦めた。

「海上を進むならこの子、アスピドケロンしか居ないし。それに・・・」

クラリスの乗る召喚獣・アスピドケロンは全長100mを優に超す巨大な海亀だ。正直、空を時速数百kmで飛び回る航空兵器相手に何が出来るんだろうって思っていた。だけどそれは杞憂だったことを知る。

「海の生き物だからって、鳥を落とせないわけじゃない。アスピドケロン!」

クラリスの声に反応したアスピドケロンが長い首をもたげさせて、空を飛び回る“シームルグ”とガジェット群を仰ぎ見た。そして「わっ!?」口から勢いよく水を吐いた。それはまるで砲撃のようで、とんでもない水圧によってガジェットは体勢を崩してぶつかり合ったり、体勢を立て直せずに墜落する機体も出た。それに何より・・・

「幻影が混じってる!?」

ガジェットU型は実機と幻影の混成編隊だったことが今の攻撃で判った。私は「ロングアーチ!」に連絡を入れる。

『はい! 幻術パターンを解析するんですね! お任せを!』

「お願いね、シャーリー!」

偽者相手にチマチマと魔力を使うなんて勿体なさすぎる。なら実機と区別できるように調べてもらうしかない。はやてからの『フェイト隊長。データが欲しい、頑張ってもらえるか?』というお願いに、「了解!」私は応じて“バルディッシュ”の柄を握り締め直す。

「よっしゃ! フェイト、シームルグはわたしとアリサに任せて。1機残して他は海に沈めてあげる!」

――絶対切断(アプゾルーテ・フェヒター)――

「ま、その役回りでも良いわ。フェイト、クラリス。ガジェットは任せたわよ!」

――ブレイズロード――

シャルはそう言って紅翼を勢いよく羽ばたかせて“シームルグ”へと突っ込んで行って、アリサも足元から炎を噴出させてロケットみたく突撃して行った。2人の接近に“シームルグ”も臨戦態勢に入って、レールガンやミサイルランチャーを撃ち放って迎撃。

「クラリス!」

「うん」

私とクラリスもガジェットU型に対処するために動きだす。

†††Sideフェイト⇒エリオ†††

“レリック”のケースは見つけられたけど、行方不明の子供は結局見つけることが出来なかった。そんな中、ホテル・アグスタでアリシアさんを撃墜した女の子リヴィー、そ
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