ヘリコプター解説(日本編)1
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戦、医療搬送(MEDEVAC)、戦傷救難活動(CASEVAC)、
避難救助など多目的な用途に使用することが可能であり、
VH-60Nとして知られるVIP仕様は、コールサイン「マリーンワン」としてアメリカ大統領並びに政府関係者専用機として運用されている。ヘリボーン(Air assault)では1個分隊11名とその装備、もしくはM102 105mm榴弾砲および砲弾30発と4名の砲兵を同時に運搬することが可能である。
胴体上部左右に10000ポンド(4500kg)の積載が可能な外部搭載支援システム(ESSS)を裝着することにより追加される左右2箇所ずつのハードポイントに、AGM-114 対戦車ミサイル4連装ランチャー、2.75インチ(約70mm)19連装ロケット弾ポッド、ガンポッド、同じく片側に230ガロン(870リットル)計450ガロン(1700リットル)合計4つの増槽などを搭載することができる。
このため、AH-64 アパッチの開発費の高騰に対して代わりに利用することも検討された。なお、ESSSシステムは1996年に使用され始めているが、片側に2つの増槽を取り付けた状態ではドアガンの射撃に支障が出ることが判明し、問題解決のため専用のスタブウイングが取り付けられた(ETS)が開発されている。
そして陸上自衛隊が採用したUH-60JA 多用途ヘリコプターは、航空輸送を始めとする各種任務に使用されることから、
赤外線暗視装置(FLIR)、航法気象レーダー、GPSや慣性航法装置による自動操縦機能に加えて、エンジンの排気口へ装着された赤外線排出抑制装置(IRサプレッサー)やワイヤー・カッター(進路を妨げる電線やワイヤートラップなどを切断する)、チャフ・ディスペンサー、IRジャマーを追加装備し、燃料容量を増加して航続距離を1295kmに延長している。装備や燃料は増えたが、全備重量は9tと削減されている。
当初、現在使用中であるUH-1Hの後継機として置き換える計画だったが、UH-60JA(約37億円)が大変高価なためにUH-1J(約12億円)とハイローミックスする計画に変更した。また、
アメリカ陸軍同様に、対戦車ミサイルランチャー、ロケット弾ポッド、ガンポッドなどを装備する計画だったが、予算の関係で見送られ増槽装備のみに止まる。
状況に応じてキャビンドアに12.7mm重機関銃M2を、5.56mm機関銃MINIMIをキャビンドアとガナーズドアに搭載し、ドアガンとして運用することができる。
なお、沖縄の第15飛行隊向けの4機については、洋上飛行が多いため、不時着水時の脱出が容易となるように、コックピットドアの窓枠が廃止されているほか、
主脚付け根のスポンソンにはフロートが内蔵されている沖縄仕様の機体となっている。当
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