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Fate/kaleid night order
第8話:万華鏡の少女たちとの出会い、そして〜
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似サーヴァント化だ。』


Dr.ロマンがなにやら気になるワードを口にする。


「む?君は一体誰だ?」

『申し遅れました。僕はロマ二・アーキマン。人理保証継続機関フィニス・カルデアというところで2015年現在医療部門の総責任者を務めている身です。詳しいことは現在の状況では話せませんが、そこにいる2人。恐らく貴方の知り合いと思われる、衛宮士郎、遠坂凛らと知り合いで協力関係にあるということでお察し下さい。』

「・・・なるほど、理解した。確かに今はこの状況を打破することが先決だ。それで、疑似サーヴァントとは何なのかね?もしやアニムスフィア家が起こしたプロジェクトにやはり関係あるものなのか?」


それを聞いたDr.ロマンは呆然とする。


『・・・・・・?? やはりあなたは凄いですね。さっきの話でそこまで察するなんて。』

「世辞はいい、この程度は簡単なことだからな。それより早く説明してくれ。」

『あっはい!それはですね。要はーーー』


その時、ランサーが吹っ飛んでいった方向から鎌が飛んできた。クー・フーリンがそれをルーン魔術で叩くようにして弾く。
その方向の先を見ると、ランサーが俺たちのほうを睨んでいた。恐らくキャスターに対してだろう。


「クッ!ナゼダ!キャスター貴様、我ラノ邪魔ヲスルノカ!」

「あぁ?なに言ってっか聞こえねぇよ。もうちっとマシな喋り方しろってんだよ。」

「貴様アアアアアア!聖杯ガ目前にアルト言ウノ二!」

「てめぇの事情なんざ知るかよ。あとな、今のてめぇの問いに1つ回答を挙げるとすりゃ俺はな、聖杯なんてもんに興味はねえんだわ。ただ全力で戦えるだけで満足だからな・・・しかし、こんな状況になれば全力で戦えるなんて状況じゃねえしな。なら、俺としちゃこんな戦争なんて終わらせちまうしか無いだろ?」

「私は・・・一時の間だけとはいえお世話になった夫婦と二人が住んでいる町に恩を仇で返すようなことはしたくないだけだ。それがたとえ特異点であるとしてもな。」

「教授・・・思いのほか優しい人だったんですね。ちょっと意外です。」

「それは礼として受け取っておこう、一応な。」

「ええそういうことでお願いします。」


ニヤリと笑うクー・フーリンは杖を手に持ち、俺の横に並ぶ。同時にクロはクー・フーリンの、エルメロイ2世は遠坂の横に並び立つ。


「てことで、坊主。ちょいと手貸せや。」

「わかってるよ。お前、まだ槍は使えるのか?」

「あ?そんなの当たり前じゃねえか。俺の本職はランサーだぜ?キャスターなんざ俺の趣味じゃねえんだよ」

「もし、俺が魔力を供給できたらお前は俺と契約してくれるか?たとえそれが、未熟な、正義の味方であったとしても。
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