第7節:VSアサシン
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頼んだのも勿論そのためだ。仕込みも済ませ、後は待つだけ。
「それじゃ・・・行くわよ!」
凛がアサシンを捉え、瞬間的に加速。
そのまま接近しアサシンの腹を突き、食い込ませ、捻り、真っすぐに吹き飛ばす。
「グハッ!貴様、本当ニ人間カ!?」
橋の鉄骨に思い切りぶち当たり、血を吐くアサシンは遠坂に問いかける。殴り飛ばした相手はというと飄々と冷めた顔で拳を見ていた
「流石にまだ綺礼ほどじゃないか。まあ、なりたくなんてないけど。それにしても、まさかルヴィアとの喧嘩が、こんなとこで役立つなんて、ほんと人生何があるか分かんないものねー。けど、この程度なの?此れならアイツや葛木の方がよっぽど手強かったように思うわ。」
余裕な表情で遠坂は嗤う、まるで出来損ないの暗殺者を嘲笑うように見下し、挑発する。
「ソンナ軽イ挑発ニ掛カルトデモ思ウノカ?」
「いーえ、思っていないわよ。唯ね、アンタの全力がこの程度じゃマスターの暗殺すら出来ないんじゃないかしら?」
サーヴァントの中で最も戦闘力の低いクラス、サーヴァントの殺害ではなく、マスターの暗殺に長けた暗殺者のサーヴァント、しかし、その戦闘力の低さは遠坂はよく知っている。
自身の扱う八極拳の師にして第五次聖杯戦争の監督役にして憎むべき仇である言峰綺礼。
そいつが、その当時とそれより約10年前の第四次聖杯戦争でそれぞれ別のハサンを従えていたことを知っているのだから分かる。
まぁ、それも『英雄王ギルガメッシュ』に乗り換えたのだから特に意味はないのだが
「ホザケ、コムスメガ・・・」
「ふーん、あっそう。だけどね、私相手にその腕を解放したところで意味はないわよ。アンタの宝具、それは偽造の心臓を作り出し、それを潰すと本物の心臓も破壊すると云うもの。違うかしら?」
「ナッ!ナゼ貴様ガソレヲ知ッテイル!?」
「なーに、私だって無駄に前回を生き抜いたわけじゃないわ。なにせ私の大っ嫌いな野郎が今から10年前に使役してたサーヴァントはアサシンだったのよ。百の貌のハサンといえば分かるかしらね?今の私の魔術の師に教えてもらってね。妄想心音、それがアンタの宝具の真名よ!」
「ソンナ馬鹿ナ!歴代ハサンの中デ私ヲ知ッテイルモノナドーーーマサカ・・・!」
俺にも心当たりがあった、そう、言峰が一番最初に犠牲にしたアサシン。自称暗殺王ザイード。
「ザイードカ、ヤツメ余計ナ事ヲーー!」
「ふん、取り乱したわね・・・なら、これで終わりよ!」
遠坂は一瞬で駆け出し、隙だらけのアサシンを殴って怯ませ俺の方に投げる。
「ガハッ!ナニヲーーー」
(ーーー今だ
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