第3節:A.D.2015 〜人理継続保障機関フィニス・カルデアA 医務室にて〜
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かけるべきなんだけど、なんか話しかけづらそうな空気が2人の周り、というよりあいつ1人から出てるんだよな。仕方ないけど、話しかけるのは頃合いを見計らってやることにするか。)
「頼むから大人しく待っててくれよ!下手にうろついて迷子になりでもしたら君だけじゃなく僕も大変なんだってば!それに聞いたろう、君の知り合いの衛宮士郎君は恐らく今この部屋に向かってる筈だって。だから此処に居たほうがいいんだってば!」
「だ?か?ら、さっきから何回もしつこいって言ってんでしょうが、この見た目ゆるふわ系ドクター??」
「それは今関係ないじゃないかぁ??僕だって気にしてるんだぞそれ!」
(すいませんドクター?、俺も同じようなこと思っちゃいました。)
「それに、君に会ってから何回も同じことを言ってるじゃないか。君の知り合いの子はこのカルデア内にいるし、きっとむこうも君を探してる筈だからいつかは此処に来るだろうって。はあ、なんで解ってくれないのさ〜。」
「貴方に一回目のそれを聞かされてから1時間以上も経ってなければね!というか、なんでそんなに同じことを何回も言うんですか?」
(てことは遠坂、俺より2時間か3時間は早く目覚めてたってことか。というか俺たち結構前にカルデアに着いてたんだな。そして俺は寝すぎだな。)
「だってさ、カルデアは広いしなんか君、これぐらい繰り返して言わないと"うっかり"道に迷っちゃうんじゃないかって思ってね。」
(い、今のはマズいぞ!)
「ハア?なんですって、こんのぉ〜!!!!」
「ちょ?待って待って、そこでなんでガンドが出てくるのさ?というか僕、なんか君が怒るようなこと言った?」
「うっさい??黙って喰らってなさい??」
「ひえー?誰か助けてくれー!」
と、Dr.ロマンという名の人物が在り来たりな悲鳴をあげたところでとうとう俺は仲裁?に入った。
「やめとけって、遠坂。そうやって怒った時はなんでもかんでも最後には暴力で解決しようとするのは遠坂のいけないところだと俺は思うぞ。」
「アンタ誰よ?言われなくてもそんなの自分でも解ってるっての!・・・・・って、え、えええええ衛宮君?」
「そうだよ、俺だぞ遠坂。元気そうで安心したよ。」
「ほんとに、ほんとに衛宮君なのね?」
「なんだよ疑ってるのか?ほんとに俺は衛宮 士郎19歳だぞ。」
「そ、そうよね。良かった。っと私、貴方に最初に言わなきゃいけないことがあるんだったわ。」
「ん、何を言わなきゃいけないんだ?遠坂?」
「それはね・・・」
「ゴメン??」
ガバッ。
遠坂はそう言いながら俺を抱きしめた
「えっ、なんで謝るんだ遠坂?」
「だって、今回も私のうっかりに衛宮君を巻き込んじゃ
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