第2節:A.D.2015 〜人理継続保障機関フィニス?カルデア@ 正面玄関前にて〜
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ュが言っていた9個の単語と2人の今の会話の中で出た"ファーストミッション"という単語の意味、そして所長とは誰かということを合わせて聞こうとした。だが、
クラッ、
(うっ。)
ドタッ。
半ば無理やりに目を覚ましたことが今になって祟ったらしく、少し立ち眩みを起こしてしまい、それが原因で尻餅をついてしまった。
「せ、先輩!大丈夫ですか?」
「あ、ああ。大丈夫だぞ、マシュ。少し、疲れただけだ。」
「そ、そうですか。それならば良いのですが。」
「だが心配だね。ふむ、そうだな。マシュ、さっきの件とは別に君に頼みたいことがある。」
「な、何でしょうか?」
「この少年を医務室に連れてあげていってくれないか?」
「わ、解りました。ですが、確か所長にも先輩のことを伝えなければならないのではありませんでしたか?」
「大丈夫、それは私の方で何とかしておくよ。君、私の名はレフ?ライノールというんだ。何か困ることがあれば、この名を出してくれればいい。そしてこの娘の名は・・・」
「マシュ?キリエライトと云います。先輩のお名前は・・・?」
「俺の名前は・・・・・・・衛宮、衛宮士郎だ。」
俺、衛宮士郎はまだ知らない。この少女との出会いが、これより少しのちに始まる壮大な物語の幕開けを告げる、運命《フェイト》とも言うべき出来事だったということを・・・・・。
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