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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十五話 派遣任務 1
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異世界に現れたロストロギア。

聖王教会からの依頼で機動六課は次元を越えて出動する。

その世界は、なのは達の故郷だった。

初めての異世界任務に挑むフォワード陣。

その任務に、アスカの表情が陰る。





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





outside

その日の午前中は書類整理をして、午後から訓練を行う予定だった。

「第97管理外世界への派遣任務ですか」

唐突にフェイトから告げられて、エリオが聞き返す。

仕事が一段落した時にフェイトが現れ、派遣任務の事を言われたのだ。

「地球に……」

ポツリとアスカが呟く。

「そうだよ。アスカは地球を知っているんだ」

何気なく聞くフェイト。

「えぇ……まぁ……」

眉を顰めて俯くアスカ。何か様子がおかしい。

「アスカさん、どうしたんですか?気分でも悪いんですか?」

アスカの異変に気づいたキャロが心配そうにのぞき込む。

「……いや、何でもないよ。大丈夫」

アスカはニパッと笑ってキャロを撫でる。

「前線メンバーは全員行くから、いつも通りでいいから、エリオもキャロも平常心でね。アスカ、二人をお願い」

「「「はい」」」

返事はしたものの、やはりアスカの声に張りがない。

「アスカ、少し疲れてる?何だか、元気がないように見えるんだけど…」

いつもと様子が違うアスカに、フェイトも心配そうに聞いてくる。

「いえ、元気ですよ!ちょこっと考え事をしていただけですから。で、出発はいつなんですか?」

大丈夫ですよ〜とアピールする。

「2時間後だけど、あまり無理しないでね?」

「キツイ時は言いますよ。じゃあ準備しようぜ!エリオ、キャロ」

ニパッと笑って、アスカはエリオとキャロを引き連れて行った。





途中、アスカはシャーリーを捕まえて何やら耳打ちをした。

「うーん、私もまだ忙しいし、アルトもヘリ関係で居ないし……ルキノに言っておくから、そっちに行ってくれない?」

「おう、分かった」

しばらくして、アスカはルキノを捕まえる。

「うん。シャーリーさんから話は聞いてるよ。コレでいい?」

ルキノがアスカに茶封筒を渡す。

アスカはそれを受け取り、中身を確認した。

「はい、確かに。んじゃ、これでお願いします」

そう言ってアスカはルキノに現金を手渡す。

ルキノは現金を数えて、間違いないねと頷いた。

「ねえ、アスカってこの手の派遣任務って慣れているの?なんか準備いいよね?」

ふと、そう思ったルキノは尋ねてみた。

「そんな事はないですよ。でも、これっ
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