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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十五話 派遣任務 1
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「今も内戦状態の地方世界よ。スバルはちゃんと習ったでしょ?」

「え?あははは」

ティアナの説明に、スバルが笑ってごまかす。

「その時の任務内容は、NGO職員と難民の護衛だった。その任務で、例え殺されても反撃するなって命令が出たんだ」

「そんな!」

エリオが声を上げる。

「オルセアは管理局の干渉を拒否し続けている。余計な刺激をしなにようにするには、反撃をするなんてありえない。最悪だったよ」

渋い表情でアスカがみんなを見た。

「ここはオルセアじゃない。分かってる。でも、派遣任務って言うとその時の事を思い出して、ナーバスになるんだよ」

(ウソは言ってないぞ。オルセア任務は最悪だった……でも、それよりもアレはバレて欲しくない…)

内心、アスカはそう思っていた。

いずれは話さなくてはいけない時がくるかもしれない。だが、今の自分にソレを話すだけの勇気がないのだ。

「分かったわ。もし、アンタがまたピリピリしていたら、アタシ達が注意してあげる。いいわね、みんな?」

ティアナが言うと、エリオとキャロがアスカの手を取った。

「大丈夫です、アスカさん。ボク達がアスカさんが安心できるように頑張りますから」

「そうですよ。私達はチームなんです。いつもアスカさんがしてくれるように、今度は私達がアスカさんを安心できるようにします」

「エリキャロだけじゃないよ。私だっているんだから忘れないでよね」

スバルもポンとアスカの肩に手を置いてニパッと笑う。

「…ああ、頼りにしてるよ」

ようやく、アスカからいつもの笑みがこぼれた。

「あ、ゴメンね、みんな。こっちにきて」

フェイトがフォワードメンバーを集める。その指示に従うアスカ達。

「紹介するね。私となのは、はやての友達で幼なじみ」

フェイトがそこまで言うと、

「アリサ・バニングスです。よろしく!」

アリサがフェイトを押しのけるように自己紹介をした。興味津々といった感じでフォワードメンバーを見ている。

「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

フォワード一同、ペコリと頭を下げる。アスカは危なく敬礼するところだったが、ティアナに頭を捕まれて強引におじぎさせられたのだ。

『一般協力者なら敬礼より頭下げた方が威圧感ないでしょ!』

『そ、そうだな』

ティアナの言葉にアスカは素直に従う。

「そう言えば、そのはやては来てないの?」

アリサは特に気にせず、もう一人の幼なじみが居ない事を尋ねる。

「別行動です。違う転送ポートからくる筈ですので」

リインが答える。

「たぶん、すずかの所に寄っているんだと思うよ」

フェイトが答えると、アリサは


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