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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十五話 派遣任務 1
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て結構基本的な事でしょ?」
茶封筒をヒラヒラと振ってアスカが答えた。
「確かにそうかも。じゃあ、気をつけてね」
「はい、行ってきます」
アスカは茶封筒をポケットにしまい、ルキノと分かれた。
それぞれの準備を終えて、集合場所のヘリポートへ集合するフォワードメンバー。
「あ、アスカー!コッチコッチ!」
フォワードの中では最後に集まったアスカを、スバルが手招きをする。
ティアナ、エリオ、キャロはすでに集まっていた。
ルキノを捕まえるのに少しばかり時間がかかってしまったのだ。
「悪い、遅れたか?」
ヘリの巻き起こす風でなびく長い髪を押さえてながらアスカが近づく。
「まだ大丈夫よ。隊長達もきてないしね」
ティアナが答える。と、すぐに後ろから足音が近づいてきて声がした。
「おぉ、みんなお揃いやね」
はやてがザフィーラを除いた守護騎士を引き連れてきたのだ。
さらに後ろには、なのは、フェイトもいる。
「どうしたんですか、部隊長?」
なぜ、はやてがこの場所にいるのか分からないアスカが尋ねる。
「なんや、とぼけた事聞くなあ。私たちも出動や。部隊はグリフィス君とザフィーラがしっかり見てくれる事になったんよ」
なにやら楽しげにはやてが答えた。
「詳細不明とは言えロストロギア相手だし、主要メンバーは全員で出撃って事で」
なのはが補足する。
「あとは、行き先もチョットね」
フェイトの言葉に、エリオとキャロがそうですねと頷く。
「行き先、どこなの?」
まだ派遣先を聞いてなかったティアナがアスカに聞いた。
「第97管理外世界、現地惑星名【地球】。部隊長達の出身世界だよ」
「?」
事務的に答えるアスカに違和感を覚えるティアナ。
いつもなら、もっと自分の感想なりを入れてくるのに、今回はそれがない。
あまり触れられたくないような感じがする。
「そう。その星の小さな島国の小さな町。日本、海鳴市。ロストロギアはそこに出現したそうや」
「……」
はやての説明に顔をしかめるアスカ。
(日本……か、よりによって…)
アスカはヘリの風に煽られる髪を押さえるフリをして顔を隠す。
「部隊長となのは隊長はそこの生まれだ。私たちも海鳴市で六年ほど過ごしたな」
懐かしむようなシグナムの声。
普段の厳しさとは違うシグナムの声にフォワードメンバーは耳を傾け、また隊長達も久しぶりの帰る故郷に思いを馳せている。
そのおかげで、誰もアスカの変調に気づいてなかった。
アスカにとってはそれが幸いした。何とか平静を取り戻して話に加わる。
「んじゃ、久しぶりの里帰りですね
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