第一部:ゲート 開けり
我らレジスタンス組織「自由の民」
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スター・セイバー・ライダーで、それぞれ生前に王を務めていた者と論弁が巧みな者で構成)6体が連合王国を構成する中小国各地の首都を回り、自由の民について説明すると同時にかの支配者たる国への反抗を促したのだ。特に力を思う存分発揮したのはアンデルセンとイスカンダルという男たちだ。
前者は各国の王に対して毒舌交えた煽りで、後者は己のカリスマ性をフルに生かした説得で彼らを扇動し、「帝国」に対する反抗を決意させた。そして頃合いを見て自分たちの保護下にある組織へと勧誘し、今日はその誘いに応じて彼らは自由の民が設けたとある拠点へと隠密で訪れたのだ。目的は言わずもがな、果たして反乱するリスクが同盟を結ぶ利益と見合うかどうかだ。
一行が僅かな護衛を引き連れて総勢80人で拠点へとやって来た時、そこは大きな2階建ての居酒屋であった。それを隠れ蓑にしてその地下に拠点が設けられており、地下4階ぐらいから8階ぐらい地中深くに存在し、長い階段またはエレベーターを使いそこに向かうと射撃場や武器庫、
貯蔵庫や医務室などが設置されている。
現在彼らは射撃場に来ている。対応に当たっているのはカルデアのサーヴァントの1体で、クラスはアサシン、真名を「エミヤ」という魔術師殺しの異名を持った殺し屋だった男だ。
20〜21世紀の現代社会を生きていた暗殺者なので近代の銃火器やパソコンなど武器や電子機器の取り扱いには優れており、現在は自由の民の拠点で亜人達に銃火器や爆薬の取り扱い方法を説明する教官として働いている。
アルグナ国王、モゥドワン国王、リィグゥ公王、そしてエルベ藩王国国王デュランなど一行は、エミヤから自由の民が使用する様々な銃火器を使用する場面を見せつけられ、実際にそれを使用する機会もあったので自ら用意された標的に向かって引き金を引き、
人間と同じ形をしたそれらが大きな発射音と肩に来る衝撃と共に鋼鉄の弾丸でズタボロの穴だらけとなる光景を見て、
この世界には全く存在しない銃火器の威力と恐ろしさを直に思い知り、驚愕を隠しきれなかった。
まずその脅威の一つとしては、これを扱えるのなら子供や女性でも簡単に大の大人を射殺できることだろう。実際現実世界でも少年兵という問題がある様に、
銃火器は非力な存在でも簡単に人を殺せる手段となる。実際戦場で銃剣付きの小銃と大砲が活躍しだした頃から、従来の兵士としては不合格であった男性でも徴兵されるようになり、時には女性や少年までもがゲリラとして銃を手に活躍し、
軍隊と将軍は火力と数の暴力を優先して兵士個人の能力に頼らなくなった。
特にAKシリーズを代表する旧ソ連製銃火器は西欧製の代物と比べると精度が低かったり反動が大きかったりするが、前線で碌な整備をされなかったり余り教育を受けなかった兵士が扱
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