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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
我らレジスタンス組織「自由の民」
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えるようにし、余り優れた設備の無い工場でも生産できるように簡易な設計にしてどんな環境下(泥沼に漬け込む・銃身が砂まみれになるetc…)でも確実に作動するよう考慮したせいで、発展途上国などでは敵味方双方が使用するぐらい重宝され、大量破壊兵器並みに多くの人間を今なお殺している。


次に装弾数と有効射程範囲が、特地において二つ目の脅威となる。基本的に弓矢は1発撃つとまた矢をセットする手間暇がかかり、更に放物線や風向などを考慮する必要がある。しかし近代の銃火器(小銃)は5発装填可能で、次の矢を準備する弓よりも早く次の目標へ連続攻撃が可能だ。更に有効射程距離も弓の100〜250mと比べその3・4倍の800〜1000mと優れており、狙った目標へ真っすぐ弾丸が飛ぶので弓と比べると初心者でも扱いやすい等、
大きな発射音が出る点を除けば銃火器は弓よりも非常に優れた兵器なのだ。





この2点を踏まえると、今の歩兵の遠距離攻撃には投石器など攻城兵器や魔術を除けば弓に頼るこの世界の軍隊では、自由の民に勝てる筈がないという事が嫌でも彼らに理解できた。
だが、同時にそれは次のような事を意味する。一行が所有する銃火器をこちらも様々な手段で手にすれば、「帝国」に対し反旗を翻すことが可能であると。これ等の圧倒的な火力と連射力によって、
帝国軍団を容易く撃退できるだろうと王たちは考えていた。


そのためにも自由の民たちとの同盟を結ぶ必要があると一行は考え、代表としてデュランが案内役兼教官のエミヤに話しを持ち掛けた。


「すまないが、この銃という兵器は実に素晴らしい。私たちは是非これらを部下たちに持たせたいので、どうすれば譲ってくれるかね?もしくは供給してくれるのか?叶えられる範囲内であれば何でもやろう」


「それは実に簡単な話だ。あなた方が我々の仲間となり同志として、この大陸を治める覇権国家に喧嘩を売れば彼女たちは提供してくれるだろう。大丈夫だ。
我々が如何に成果を上げているか嫌でも知っているだろう。
ならば友人となる方が利口だと思わないか?」


「確かに、我々はあなた方と同じ共通の敵を抱えている。
しかし、幾らこれ等の兵器が協力でも相手の方が人数が多いし、最近では黒王軍という厄介な存在がこの大陸を悩ませている。それを踏まえるとまだ「帝国」に味方する方が安全だと我々は考えている。果たしてあなた方に反逆するリスクとそれに十分に釣り合う利益はあるのか?」


「あぁ、そういう事なら心配ない。この映像を見てくれれば嫌でも我々の実力を理解できるだろう」


軽くジャブ代わりに挑発して様子を伺ったところ、相手は一切それに反応するそぶりを見せずに逆に見せたいものがあると言ってきたので、
彼は少し嫌な予感がした。ここで逃げな
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