十四話:海水浴2
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〜おまけ〜
「忘れないようにカレンダーに予定を書いておきましょう」
海から帰ってきたジャンヌは忘れない為にぐだ男との約束をリビングのカレンダーに書き込む。
これがジャンヌ・オルタであれば自分の部屋の物に書くであろうが彼女は天然であった。
「よし、これでいいですね」
少し拙い字ではあるがしっかりと予定を書き込み満足げに頷くジャンヌ。
どこか心が浮足立つような感覚を不思議に思いながらも自分の部屋に戻っていく。
誰も居なくなったリビング。そこへ父親のジルが現れカレンダーに目をやる。
「おや、これはジャンヌの字。前よりも一段と上達し…た……」
途中までは娘の成長に喜んでいたジルであったが内容を読み取り凍り付く。
ジャンヌが書いてあった予定は―――
【ぐだ男君と二人きりで遊園地へ】
―――どこからどう見てもデートの予定であった。
「おおおお! ジャンヌゥウウウッ!!」
「うるさいわね、この糞親父! ポチ、黙らせなさい!」
「■■■■■ッ!!」
ジャンヌ・オルタの名を受けたファブニールのポチに押し潰されながらジルは考えるのだった。
このデートを何とかして邪魔しなければと。
ジャンヌの可愛い姿をいっぱい書こうと思ったら何故か超人バレーを書いていた。
何故かジークフリートがスイカワリをしていた。
何故かアストルフォと間接キスをしていた。
いやー、人生って何が起こるかわかりませんね(棒読み)
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