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執筆手記
生存報告的な何か
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ピリするんですけど?」

「あ、体力低下によるヘルペス発症ですね」

「ヘルペス?」

「帯状疱疹、ぶっちゃけ水疱瘡や性病のアレです」

「あの、入院して以来と言うか手術後から性的欲求や行為はサッパリなのですが?」

「皮膚ではなく神経を食い破るウイルス性の病気なので、普段は神経の下に潜伏して体力低下時に発症するんですよ」

「つまり、体力が限界に来てると?」

「そうですね、皮膚病ではないので塗り薬は効きませんね、痛み止めと抗生剤を出すので、二週間程度ですが頑張ってくださいね」

「何を頑張るんですか?」

「日焼けより酷い事になりますから、潰したりしてウイルスをばら撒かないでくださいね?」

「…………はい」


 〜 二週間後 〜


「すっかり良くなりましたよ…………かゆみ以外は」

「それでは、軟膏を三種類ほど出しますので、先の二種類を使い切ってから三種類目を使って下さい」

「…………あの、軟膏は効かないんじゃ?」

「神経には効きませんよ? 治療には段階がありますから」

「……そうですか」

「三種類目は爛れてるところに塗らないでくださいね、悪化しますから」

「……了解です」

「それにしても、――――目の周りに出なくて良かったですね、最悪失明でしたから」

「……マジですか?」

「マジです。退院も近いんですから、そろそろ痛み止めのお薬を止めていきましょうか」

「え? 今痛み止めを止めたら自力でトイレ行けないくらいヤバいんですけど?」

「治りが良くなりますよ?」

「でも、今止めるのはマジで辛いんですけど?」

「がんばってくださいね?」

「……えぇー?」


 〜 十日後 〜


「――――夜寝れないくらい辛いんですけど?」

「がんばりましょう」

「精神論でなんとかなると思ってるんですか? もう食欲も失せてるんですよ?」

「大げさですね」

「………………医院長室に駆け込むのと、この病院の前に救急車両を呼ばれるの、どっちが良いですか?」

「――――――血液検査しましょうか」


 〜 翌日 〜


「血液検査の結果ですが、患部が炎症してますね、一週間ほど抗生剤の点滴を打ちましょうか」

「…………救急車を呼ばすに済みましたね? 病室の荷物をまとめたのが無駄になりましたよ」

「……直ぐに点滴を打ちますので、病室で横になってて待ってて下さいね」

「入院は何日までですかね?」

「まだ痛いのなら、もう少し様子を見てからでないと判りませんね」

「………」


 〜 一週間後 〜

「すっかり良くなりましたね、手術痕以外は」

「もう退院して通
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