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101番目の舶ィ語
第ニ十話。音央の決意
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ひええ、おっかないな」

魔女同士で何やら意味深な視線を交わし合っていた。
その光景を見ていただけで。
……ちょっと、胃痛がしてきた。
ちょっと訳ありな女子学生同士の交流。
それ自体は大変微笑ましい光景なのだが、何故だろう?
この二人が揃うと『混ぜるな危険』の警告文を思い浮かべてしまう。
だが……。

「今度こそ、これにて一件落着……かな?」

そんなことを呟きながら、二人の様子を見ていると。

「兄さん。お返事をしたいので、少しあちらまでいいですか?」

「……わかった」

声をかけてきた理亜の顔を見ると、その顔は思いつめたような、何かを決意したかのような。
そんな顔をしていた。
俺は俺なりに覚悟を示せた、と思う。
だから、後は……理亜がどんな返事をしてくるか、だ。

「えっと、わたしも付いていっていい?」

と、スナオちゃんがそんな言葉を言ったその時。理亜の隣に座っていたかなめが動いた。

「……非合理的だよ」
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