外伝〜簒奪王〜
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」
そしてサラは口元をニヤニヤしながらクレアを見つめ
「クッ………!」
見つめられたクレアは顔を真っ赤にして唇を噛みしめて身体を震わせ
「さては抱かれた時の気持ちよさに流されて”黄金の戦王”に従う事にしたのかしら〜?どうせ処女だったんでしょう〜?いや〜、これは今夜は赤飯ね♪何ならあたしが作ってあげましょうか〜?」
「はわわわわわわわわっ!?」
「き、聞いている方が辛くなってくるよ…………正直、今すぐにでもこの場から逃げ出したいよ…………」
「バレスタイン教官!ここには生徒達もいるのですぞ!?教育の悪い言葉を口にしないで頂きたい!」
クレアを見つめて口元をニヤニヤさせながら言ったサラの言葉を聞いたトワは顔を真っ赤にして慌て、ジョルジュは表情を引き攣らせ、ハインリッヒ教官は怒鳴り
「クッ……!先程からこんな公衆の面前で私に恥ばかりかかせるなんて……!サラさん!貴女は私に何か恨みでもあるのですか!?」
クレアは唇を噛みしめて呟いた後サラを睨んで怒鳴った。
「それはあんたが一番わかっているんじゃないの〜?」
「グッ…………!」
しかしからかいの表情で言ったサラの言葉を聞いて唸った。
「コホン……サラ教官。戯れはそこまでにして頂きましょうか?話が全然進みません。」
「うっ………わかりました。(フフ、ついにあの機械女の弱味を手に入れたわ♪これをネタにずっとからかいまくってやりましょ♪)」
そして咳払いをして呟いたベアトリクス教官の言葉を聞いたサラは心の中でニヤニヤしながら頷き
「オジサンがそんな理由で裏切られたなんて知ったらショック死するかもね〜…………」
「さすがにそれは言いすぎだと思うが…………」
「でも泡を吹いて気絶はするんじゃないの?アハハ…………」
「た、確かに信頼していた部下がそんな方法で裏切られてはそうなってもおかしくありませんね……」
「フン、国だけでなく女まで奪うとはまさに簒奪者……いや簒奪王だな……」
ミリアムが呟いた言葉を聞いたマキアスやエリオット、エマは表情を引き攣らせ、ユーシスは鼻を鳴らして蔑みの表情でヴァイスを見つめた…………
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