進路指導のウィザード
魔法使いとの契約について(2)
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と有難いねぇ』
「今回?と言う事はまたあるのか」
魔法使い業界には知らないので代わりにルフェイらが答えてくれたが、今回で決まるとは限らないらしい。仮契約結んだとしても魔法使いが悪魔のように長生き、永遠に等しい時間を生き続けられる訳がない。今回良い相手がいないとまた新たに書類を貰う事となるし、契約完了後に相手が寿命や事故で亡くなればフリーとなり新規契約ともなる。
「なるほど、契約したとしても期間限定の場合もあると言う事か。相手の都合により一年契約や対価の支払いが出来なくなって解約してしまう可能性もあると言う事ね」
『そう言う事だよ、その辺りは蒼い翼営業部と変わらないけどね。それよりそちらの人はフェニックス家の者かな』
「はい。黒神眷属兼CB所属のレイヴェル・フェニックスと申します」
『既に黒神入りとは戦力増強なのかは置いといて、これはウチと蒼い翼に届いている極秘情報何だけど「もしかして『禍の団』関連か?」うむ、どうも「はぐれ魔術師」一団が「禍の団」所属の魔法使い残党と手を組んでフェニックス関係者に接触事例が相次いでいる』
「フェニックスの涙が裏でテロリストに流通された事か?一部卸業者が裏取引していたようだが、アレは既に粛清されたはずだが他にもありそうな口だな」
『その通りで裏マーケットで「フェニックス家」産ではない涙が新たなに売買されているだよ。それもフェニックス家と兵藤様が創った涙ではない代物でね』
俺が創った涙でもなくフェニックス家のでもないとすると、偽物か効果の無い代物だが純正に等しい効果を示す涙が裏流通されている。メフィストの手には小瓶があるんで心眼発動中、成分分析していたら結果として本物と同じだと理解した。
「その小瓶は間違いなく涙だが、フェニックス産と蒼い翼産ではない涙が流通している。それに関して報告で聞いていたが、呼応するようにはぐれ術者達がフェニックス関係者と接触してるな。レイヴェルも対象人物となるが、最強の護衛がいるから安心しとけレイヴェル」
「一誠様、それに私には黒神眷属と言う強い絆がありますしやっと表舞台に立てたルシファー様もいるので安心してます」
「私達もそうだけど、人間界本家は強固な結界を張っているから来ようとしても弾かれるだけよ」
「俺もグリゴリでどうなってるか聞いてみるが、三大勢力の同盟関係にあるこの周辺は人間界本家より弱いが結界を張っている。早々侵入されたとしても問題はないが、一つ気になる事は『禍の団』の残党らを纏めようとする輩が存在する。旧魔王派と英雄派の残党、陰に隠れた魔法使い共をな。ソイツが実質的な現トップ、詳細情報についてはこれからだが嫌な予感がする。奴らの戦力は破滅の一途、戦力減少の歯止めが利かない状態で何をするかは分からんさ」
『兵藤
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