進路指導のウィザード
魔法使いとの契約について(2)
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約を結び、回復の恩恵を受ける。それを使って、富を得る事も容易に可能だからね。癒しの力を求める魔法使いとの契約は大きいし、儲け話やら如何なる取引も可能だろう』
俺はメフィストに聞くとそう返ってきたので、改めてアーシアに相手は慎重に選ぶ事を告げてから自分がこんなに多く求められていると再確認した。善も居れば悪もいる魔法使いだからか、俺は一応メフィストに聞いてみた。
「メフィスト、一応聞くが非道な輩はいないよな?」
『いないよ。僕達協会が人選した者達だし、非道な輩が居たとしても兵藤様の心眼があれば一発で見抜くだろうね』
「まあな。非道な輩が近付いて来たら無言で殴り飛ばすさ」
「心配しなくとも私や朱乃も相談に乗るから、下手な交渉はしないわ」
リアスは兎も角、朱乃はハイブリッド・ピースなので相談事を報告してもらう義務がある。グレモリーの『王』と『女王』が付いていたとしても、良い契約が結ばれるのは最終的にアーシアが決める事だ。
書類の多さだとリアス→ロスヴァイセ→アーシアのベスト3で、その次が祐斗→朱乃→ゼノヴィア→白音→ギャスパーと言う結果となったがコイツらのオファー具合を見た俺らは率直な感想を言う。
「一番は『王』であるリアスだと言うのは予想したし、リアスと契約出来れば一気にお前らも引き出せると思う魔法使いが大勢だな。魔法の使い手ロスヴァイセ・『聖母の微笑』を持つアーシア・聖魔剣の祐斗・バラキエルの娘である朱乃・聖剣使いのゼノヴィア、ここまでは指名率が高いだろう」
「その通りだが朱乃と小猫はハイブリッド・ピースを持っているから、力はグレモリーよりも強力だが隠しているから問題ねえだろう。己の力を隠しているギャスパーもだが、小猫も少ないけどCB流で言えば量より質で勝っている」
「まあな。俺の許可のみ使える力を隠し持っている朱乃と白音だが、リアス達を指名した連中の大半が雑兵だろう。書類の山を見ただけでも光る原石=魔法使いなど、数える程しかいないと思うぜ」
『ハハハ、兵藤様の仰る通り光る原石と言うのは、指で数える程度で大半は雑兵さ。天界・冥界に太いパイプ持ちである兵藤様への指名率は老若男女多かったし、天使長・四大魔王・総督のトップとは飲み友達だけでもデカいけどね。黒神の「王」より創造神黒鐵と契約したいと言う者がほとんどだろう』
ギャスパーも表裏で違うし、白音も本気を出していないから書類の量は少なくとも若い子らはステータスも重視するが業界内の体裁を気にする。エレガントではない者に関して手厳しいし、人気が俗すぎると判断したかもしれん。文化と価値観の違いだが、本筋である『おっぱいドラゴン』で流行る冥界の方が可笑しいわ。
『そのような訳で、今回の書類は全部送らせてもらったよ。目ぼしい子がいたら、連絡を頂ける
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