第八章
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やらそれ以上だね」
「はい、けれど皆そうですよ」
「メイドは?」
「女の子は。そしてインドネシア人は」
にこりと笑っての言葉だった。津田にその笑みを向けながら。
「侮れないですよ」
「それはわかっていたつもりだけれどね」
「これまで思われていた以上だったのですね」
「うん、いや侮れないけれど」
このことをわかっていたがだというのだ。
「それ以上にね」
「それ以上に?」
「怖いね。侮るとね」
「そうですよ。侮ると怖いですよ」
実際にそうだと返すラターナだった。そしてだ。
その笑みでだ。津田とチャーンにこうも告げたのだった。
「ではご主人様達」
「あっ、うん」
「それで?」
「これからも是非お帰り下さいませ」
頭を下げてだ。こう言ってきたのだった。
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