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キリトのデュエルと違和感
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を離れた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 ユキと買い物を済ませた後、六十四層の《エグゼブル》の家でゆっくりとしていた。俺はいつもどうりの座布団に座り、その横でユキは俺の肩に頭を預けている。

「ゲツガ君、カッコ良かったよ」

「いきなりなんだよ」

「今日、斧使いとの戦いのとき、とってもかっこよかった」

「そうか?」

「うん」

「じゃあ、明日はもっとがんばらないとな」

「頑張ってね、ゲツガ君」

「ああ」

 そう言ってからちゃぶ台の上にある湯のみを取りお茶を飲む。

「ゲツガ君、もしも負けたら私の部下になるっていうことなのかな?」

「そうなんじゃないか?俺より入るのも早かったし、幹部なんだろ?」

「うん、じゃあゲツガ君にいろいろな命令が出来るわけかー」

「なんか身の危険を感じるんだが……」

「気のせいだよ」

 そしてユキは立って後ろから抱き付いてくる。

「私はゲツガ君がこの世界の最強と思ってるよ」

「何でそんなこといえるんだ?ヒースクリフのほうが最強って言われてるだろう」

「そんなの関係ないよ。ゲツガ君は私の勇者だもん。勇者は最強なんだよ」

「そんなもんなのか?」

「そうなの」

「そうか……じゃあ、明日のためにもう寝るか」

「えぇー!早いよー!」

 駄々をこねるユキの口を自分の口でふさぐ。そして、離してから言う。

「明日はベストコンディションで行きたいんだ」

「……わかった」

「ありがとう」

 そう言ってから、ユキとともに寝室に入る。明日は確実に勝つ。そう自分に言い聞かせてから眠りに付いた。
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