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キリトのデュエルと違和感
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「……なんだ……今の?」

「どうしたの?ゲツガ君」

どうやらユキには何にも起こってないように見えたようだ。なんでもないと答え、エギルやクラインの会話を聞く。

「惜しかったな。後もう少しだったのによお」

「確かにな。あの攻撃さえ弾かれなければなあ……」

エギルもクラインもさっきのには気付いていないらしい。俺は勝ったはずのヒースクリフを見る。闘技場の出入り口から出て行くヒースクリフの表情はどこか、焦っているような感じの表情を浮かべていた。しかし、俺にはネットの出来事はまったくわからない。なので、こういうことはキリトの任せることにする。

「ねえ、ゲツガ君……この後、いろいろなところによってもいいかな?」

「ああ、いいぞ。どうせこの後はやることないし」

今は考えるのをやめて、ユキのお願いを聞く。席を立ち上がって、街にデートをすることにした。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


露天やNPCショップなどを回って買い物をしていると、ユキにナンパが来た。

「ユキさんじゃないですか!?今日も可愛いですね。どうです?こんな男とじゃなくて俺と一緒にデートしませんか?」

「いや、こんな奴らより僕と一緒に!」

「いや、俺と!!」

「ええっと……ごめんなさい。私、この人と一緒にいたいので……」

ユキがそう言うと自分に対して、ガンを飛ばしてくる。そして一番最初にナンパしてきた男が言う。

「おい、ユキさんと一緒にいるお前は何モンだよ。こちとら前から誘ってんだ。後から来て何取ってんだよ。……もしかして、お前!!ユキさんを無理やり!?」

「いや、違うから。お前どういう思考回路してるんだよ」

「テメェー!俺の女神に何してんだ、あぁ!」

「って、人の話聞いてねえし、何だよこいつ。ユキを俺の女神って……ファンクラブの野郎か?何がお前の女神だよ……ユキは物凄く迷惑そうにしてんじゃねえか。それにユキはお前のモンじゃねえだろ」

「ウルセー、テメェの物でもないだろ!テメェー、さっきからユキさんを無理やり連れ回してるくせに、嫌がってんのがわかんねえのか!ユキさん、今助けますからね!」

 そう言ってデュエル申請をしてきた。仕方ない、こういう奴にはきつい仕置きが必要だろう。申請を受託して、武器を出す。するとユキが言ってくる。

「ゲツガ君、頑張ってね」

「ああ、こんな奴に負けるほど俺は弱くないからな」

 そう言って相手のほうを向き武器を構える。相手もそれを見ると、武器の両手斧を構える。

「ユキさん!見といてください!俺がこいつをボコボコにするところを!!」

 勇ましい声を上げる。その声で外野も乗って罵倒が飛び交う。

「やれー!我ら、ユキ様ファ
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