キリトのデュエルと違和感
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「……なんだ……今の?」
「どうしたの?ゲツガ君」
どうやらユキには何にも起こってないように見えたようだ。なんでもないと答え、エギルやクラインの会話を聞く。
「惜しかったな。後もう少しだったのによお」
「確かにな。あの攻撃さえ弾かれなければなあ……」
エギルもクラインもさっきのには気付いていないらしい。俺は勝ったはずのヒースクリフを見る。闘技場の出入り口から出て行くヒースクリフの表情はどこか、焦っているような感じの表情を浮かべていた。しかし、俺にはネットの出来事はまったくわからない。なので、こういうことはキリトの任せることにする。
「ねえ、ゲツガ君……この後、いろいろなところによってもいいかな?」
「ああ、いいぞ。どうせこの後はやることないし」
今は考えるのをやめて、ユキのお願いを聞く。席を立ち上がって、街にデートをすることにした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
露天やNPCショップなどを回って買い物をしていると、ユキにナンパが来た。
「ユキさんじゃないですか!?今日も可愛いですね。どうです?こんな男とじゃなくて俺と一緒にデートしませんか?」
「いや、こんな奴らより僕と一緒に!」
「いや、俺と!!」
「ええっと……ごめんなさい。私、この人と一緒にいたいので……」
ユキがそう言うと自分に対して、ガンを飛ばしてくる。そして一番最初にナンパしてきた男が言う。
「おい、ユキさんと一緒にいるお前は何モンだよ。こちとら前から誘ってんだ。後から来て何取ってんだよ。……もしかして、お前!!ユキさんを無理やり!?」
「いや、違うから。お前どういう思考回路してるんだよ」
「テメェー!俺の女神に何してんだ、あぁ!」
「って、人の話聞いてねえし、何だよこいつ。ユキを俺の女神って……ファンクラブの野郎か?何がお前の女神だよ……ユキは物凄く迷惑そうにしてんじゃねえか。それにユキはお前のモンじゃねえだろ」
「ウルセー、テメェの物でもないだろ!テメェー、さっきからユキさんを無理やり連れ回してるくせに、嫌がってんのがわかんねえのか!ユキさん、今助けますからね!」
そう言ってデュエル申請をしてきた。仕方ない、こういう奴にはきつい仕置きが必要だろう。申請を受託して、武器を出す。するとユキが言ってくる。
「ゲツガ君、頑張ってね」
「ああ、こんな奴に負けるほど俺は弱くないからな」
そう言って相手のほうを向き武器を構える。相手もそれを見ると、武器の両手斧を構える。
「ユキさん!見といてください!俺がこいつをボコボコにするところを!!」
勇ましい声を上げる。その声で外野も乗って罵倒が飛び交う。
「やれー!我ら、ユキ様ファ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ