第2話
ep.014 『陽の光を浴びてみたものの・・・』
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不快感だ。
(泣けるぜ。)
とりあえず、夢絶はその抱き枕をあのいけ好かない『GROW』のリーダーだと思い引き裂く。今あったら素手であいつの本体を引き裂ける気さえする。
(とりあえず、今はこれで我慢するか。叶世は短いナイフを2柄同時に使う変な戦闘スタイルだし、どうせ余るなら貰っておこう。)
そう心の中で言ってナイフ用のシースを腰に巻く。そこに先のナイフを挿し、思う。
(このナイフもそうだが、この武器のほとんどがJAIM製だな。これを使うときは注意か。)
とはいっても、戦闘はまだ数十分ほど先になりそうである。なぜなら、現在地下で最強ストーカー『島崎 光利』が敵の位置を集めているからである。探している地区は腐敗区と支配区。こういう時に犯人が最も隠れる事が多く、また最も隠れやすいのである。そこを彼女の能力、『完全把握』が見通す。
島崎 光利の『完全把握』は、半径ほぼぴったり300メートルに存在する気体・液体・個体と自身の触覚・視覚・聴覚を共有化する能力である。
彼女が今その二区を回っている間は俺ら第1班は身動きが取れず、第3班は動くことはできるかもしれないが、そこで騒ぎを起こしたら第1班がおっている今回の目標と怯えさせることになってしまうのでうかつに巡回することすらできない。取り敢えずは後約30分ほど待合室で待機でもさせてもらうとするか。
待合室。丸テーブルを囲む一つの椅子に座りながらに思う。
そういえばもうすぐ来るのか。助っ人。
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