十一話:お風呂
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〜おまけ〜本編で使わなかった落ち
ジャンヌの家から帰り着き、茶の間で一息をつくぐだ男。
しかし、制服のままでくつろいでいれば後でエミヤに小言を言われるので着替えに行く。
制服を脱ぎ、Tシャツを探す。どこに置いたかと探っていたところで目当ての品を手渡される。
「お探しのものはこちらですか?」
『うん。ありがとう、清ひ……め?』
気づけばすぐ傍にはニコニコと微笑む良妻の姿があった。
何故ここにいるのか。そしてその服の場所をなぜ知っているのか。
言いたいことは山ほどあるが言葉にできない。そんな疑問に答えるように清姫は口を開く。
「嫌ですわ、旦那様。妻と夫が一つ屋根の下にいるのは当たり前のことでしょう?」
心底当然だろうと思っている顔で首を傾げる清姫。
彼女中では既に二人間には籍が入れられているらしい。
『そ、そっか』
「ええ、当然のことです。それとですが、旦那様―――お風呂に入った匂いがしますね」
『え? う、うん』
クンクンと可愛らしく匂いを嗅ぎニッコリと笑う清姫。
姿だけ見ればそれは愛らしい少女。
だが、醸し出す空気は敵意をむき出しにした大蛇のそれである。
「先程どこで、何をしていたか。嘘をつかずに教えていただけませんか? ―――旦那様ぁ?」
少女の口が小さく、しかし全てを飲み込まんと貪欲に開かれるのだった。
〜おわり〜
どうですか。火照った体にはピッタリの湯冷ましでしょう(真顔)
因みに嘘ついたら辿り着くBADENDでもあります。勿論一回でアウト。
次回はデートっぽいイベントです。
その次は水着イベント。
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