進路指導のウィザード
魔法使いとの契約について(1)
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の方が安上がりだが高価取り引きに変わりはない。
「上級悪魔グレモリーの娘であるリアスが適正年齢に達した為、リアス始めグレモリー眷属は魔法使いとの契約期間へ突入となった。ま、ゼノヴィア辺りは微妙な顔をしているように見える」
「ああ。私が魔法使いに呼び出される側になるとは、悪魔人生になってから色々と面白くなりそうだ」
「そうね。異能に携わった人間なら、普通は呼び寄せる側となるけど呼ばれる側と言うのは悪魔や魔物だからよ。皆には契約を大切にしてもらいたいし、その為に一誠達がアドバイザーとしてここにいるからだしね」
「まあな。ルフェイとゲオルグは魔法使いとしてここにいるが、二人と契約などしておらんからそこだけ注意な。二人共契約ではなく、一生忠誠を誓う者として黒の駒を入れているんでね。お前らのような悪魔と契約する事は、一度契約したら簡単に契約解除など出来ん。契約完了となれば、きちんと仕事をするのが礼儀となっているが中には程度の低い者と契約したらグレモリーの品位疑惑となってしまう」
「僕やルフェイのような者を見つけ出すのは容易い事ではないが、自らの目で取引相手を選ぶ事だな。僕ら魔法使いにとって異能研究の延長線上だろうと、君達悪魔にとってビジネスのような感じだ。人間と魔法使いとの契約、この二つを両立してこそ悪魔だから選ぶ時は慎重にね」
『はい!』
俺、リアス、ゲオルグの言葉に大きく頷いた事で第一関門クリアとなる。俺達は必要ないが、アドバイザーとしてルフェイとゲオルグと俺がいるんでサポートもお安い御用だな。悪魔としてこれを熟さないと上級悪魔を目指す事など有り得ん話となるが、これから魔法使い協会トップが魔法陣で連絡来るらしいから一応ルシファーを呼んでおいた。
「いきなり私を呼ぶと言う事は誰かと話すのかしら?」
「ルシファーにとって懐かしい奴だからな、そろそろ時間のようだから諸君。これから魔法使い協会トップが、魔法陣で連絡をくれると聞いてるんできちんとしておけよ」
グレモリー眷属は席を座り直して勢揃い、俺が時計を見ると同時に部室の床に大きな魔法陣が出現して淡い光が円形を描いていった。
「この紋様は懐かしいわね」
「呼んで正解だったろ、ルシファー」
「もしかしてこれから呼ぶヒトって、僕のご先祖様と契約した悪魔なの?一誠」
「そうだ。そして番外の悪魔に属する伝説悪魔で、ゲオルグの先祖が契約した悪魔で俺の盟友だ。さて、静かにしとけよ」
俺らと話している間、部室に出現した魔法陣は立体映像を映し出された。椅子に優雅に座った中年男性で赤色と青色の毛が入り乱れた頭髪をしていて、切れ長の両目は赤青と色が違うオッドアイだ。
アジュカのような怪しい雰囲気を持つと同時に、この外史の
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