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女僧侶マアムがドラクエ世界救ってみた
第1章
マイナー女神登場

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うん。間違いようがないな。

「そう、これは夢だ。夢にちがいない」

俺は見てない。かわいらしい水色の寝巻きに包まれたおっきい胸とか、スベスベな肌としなやかな身体つきなんて断じて見ていないっ!

「ゆ〜っくり目を閉じて」

深呼吸。

「そして目を開けると、そこは自分の部屋のベッドに横たわる俺が……」

いなかった。

「うん。知ってた」

でもまだ、現実逃避してたいからふて寝する。






「起……てく…さ……」

どこからともなく声が聞こえる。

「起きてください」

「ファッ!?何!?誰!?ルビス!?ラーミア!?」

いきなりの事でテンパりまくってるぞ俺。

「セレシアです」

「え、たった一人の天使に勝手に色々押し付けたダメ神?何でこんなマイナーなやつが…ちっ」

俺の目の前に主人公をこきつかいまくったドラクエ9の主人公の味方(笑)がいるのだ。

「そこまで言いますか(泣)」

「仕方ないだろ、アンタ結構嫌われてんぞ」

「まあ、その話はおいといてください」

「話逸らしやがった」

「あなたは今、ドラクエの世界に召喚されています」

「アンタがいるってことはドラクエ9?」

「いえ、3です。ルビスやラーミアが封印されている今、私が代わりに世界を救ってくれる方を探しているんです」

「ふぅん。で、俺は何すれば良いんだ?」

「……ま、まあそれは自分で考えてください。それではまた別の機会に(早口)」

「おい!待て……よ……………」

俺はひき止めようとしたが、意識は遠ざかっていき、そこで意識は途切れた。








目が覚めた。何すれば良いかなんてわからないからとりあえず外に出るか。

外に出ると大きなメインストリートっぽい場所に出た。

「アリアハンか」

ドラクエ3の田舎の国(エジンベア曰く)であり勇者の出身地。

「この口調変えた方がいいな」

そうして俺はアリアハンをメインストリート沿いに歩きだした。
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