終わりからの始まりなのか
[1/2]
前書き [1]次 最後 [2]次話
世界が止まった日…あれは、本当に突然起きるもの。たとえば、家族で楽しく過ごしている時に。人も動物も、全ての物体がゆっくりとしか動けなくなってしまうかのように。
さらに突然現れたコブラ・クモ・コウモリに似た機械の怪物。怪物達が好き放題に暴れまくり、時空管理局の魔導師達も動いたが遅く動けない状況では全くの無意味。かつて地球という世界を救った3人の魔導師もこの重加速現象と怪物には勝てずにいた。
「なんなの…この怪物達は!」
「それよりも体が…うまく動けない!」
「このままやと…ミッドが!」
これが後、グローバルフリーズと呼ばれるミッドチルダ最大にして最悪の事件とされた。
そして話が変わるが、俺はある違法魔導師を追ってきたが、そいつは俺の妹のラグナを人質に取りやがった!そこで俺は犯人が立て籠もっているビルから、少し離れた所のビルで犯人を狙撃しラグナを救おうとした。俺の腕なら絶対に救えると思った…だが、重加速現象の影響が、ついに俺にまで!
[なんだ!体が遅く…!]
そんな状況で驚いて俺専用のデバイス・ストームレイダーの引き金を引いてしまった…しかも当たった先が
「きゃっあ!?」
「ラグナ!?」
俺の妹のラグナに…俺は必死で重くなった体を動かしたが、思うように動けずなかった!
[動け!動け!動けぇぇぇぇぇ!!]
それによって俺の心の時間が止まってしまい。このままミッドチルダは滅亡してしまうのかに思われた…
『ついに来てしまったか…』
「だが、俺が人間を全て守る」
『そうだな。行くぞ!』
「ああ!」
しかし俺達は知らなかった。そんな止まった時間の中、たった一人で戦い続ける戦士を。その戦士と一緒に戦う小さな仲間を。そして俺はそんな戦士になったことを!
グローバルフリーズ、通称GF事件から2年が経った。
彼の名はヴァイス・グランセニック。元武装隊所属だったが、今では管理局で新設された機動六課のロングアーチという後方支援隊を務めている。その仕事はヘリで前線フォワード部隊の輸送。しかし今の彼はまるで抜け殻の状態だった。
「は〜〜〜八神隊長とシグナムの姐さんの紹介でここに配属されたけどな…」
ヴァイスが真っ赤で独特なデザインの車に寄りかかりながらも、やる気なさそうに空を見上げていた。グローバルフリーズの時に、自分のミスで妹に失明するほどの傷を負わせてしまってから、彼の心が凍り付いてしまっていた。
『やれやれ…これからだってというのに、なんだその態度は?』
すると突然車から男性の声が聞こえてきた。
「またかよ…このトライドロン。どうしてこんなおせっかいなんだ?」
この車はトライドロンといって、一年前にヴァイスの元に突然送られてきた車。しかも声
前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ