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剣の世界の銃使い
黒の剣士との戦闘
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レイトがデュエルを申し込んで、キリトがそれを承諾してから、四人は一目のつかない下層に降りてきていた。レイトのユニークスキルの存在にこそ驚いたものの、それ以外は何の問題もなく、事は進んでいった。
双銃と双剣を構え向かいあう二人。
あれ?とシリカは思った。レイトの構えに何か違和感を感じたのだ。双銃を構える姿ははたから見たら何の疑問ももたないだろう。なにせ銃というもの自体が無いのだから。いつも近くで見ているシリカだからこそ気づけた小さな違和感。

「あ、分かった」

「え、どうかしたの?」

隣で見ていたアスナが聞き返す。
レイトの双銃の構えている位置がおかしいのだ。銃口が相手を狙っていない、レイトは開始直後に銃撃をしないのか?

「レイトさんの構えがちょっとおかしいんです」

銃口がキリトの方を向いていないことを説明すると、アスナもああ、と納得した。
ただ単に忘れている?いや、レイトが、レイトに限って、間接攻撃というアドバンテージを忘れるわけがない。
緊張している?それもありえないだろう。それに、油断もしていない。
じゃあ何か別の目的が・・・?

「確かに、頭のいいレイトくんがそれをしないわけ無いわよね。まさか、銃自体がフェイクな訳無いだろうし・・・」

フェイクという言葉が頭の隅に引っかかった。どこかで前見たことあったような・・・・・。

「あ、あれですか!」

「何か分かったの?」

「はい、レイトさん、結構本気です。初見であれを避けるのは無理だと思います」

シリカは少し驚いていた。出せる手は出し惜しみなく初めから使いきる。レイトがこれからやろうとしているのは、そっちの、レナと戦う時とかに見せる姿勢だ。いつもは使わないその姿勢をとっているレイトにシリカは驚いた。つまり、それだけキリトの実力を認めているのだろう。
とはいえ、あれは少し忠告した方がいいが。

「キリトさーん、上下には気をつけてくださいー」

離れているレイトとキリトに聞こえるように言う。これで伝わっただろう。

「シリカ、ばらすなよ!」

非難の声が飛んで来ましたけど、あの攻撃は忠告無いと決着ついちゃいますって。
レイトさんなら、あれくらいのハンデ、あっても勝ってくださいね?





「おまえの彼女、ああ言ってるけど?」

「その通り、気をつければいいんじゃないの?全く・・・」

レイトが苦笑混じりに返してくる。
こうしている間にもカウントダウンは進んでいく。あと十秒、というところでレイトが動いた。
無造作にメニューウインドウを開いて、何かを操作し始める。何かの仕掛けだろうか?そう考えているうちにカウントダウンは進んでいった。三、二、一、スタート。

タァン

「なっ!?」

何を
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