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魔法少女リリカルなのはVivid ーオーブ列伝ー
第1話 風の男
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ミッドチルダに住む少女高町ヴィヴィオはカバンを背負ってセントヒルダに向かっていた。

彼女は聖王と呼ばれたオリヴィエのクローンだがヴィヴィオはオリヴィエの事をよく知らなかった。

「あっ!ヴィヴィオさんおはようございます」

ヴィヴィオの名前を呼んだのはアインハルト・ストラトスだった。

彼女は覇王クラウスの子孫で記憶を継承している。

「おはよう!アインハルトさん」

ヴィヴィオはアインハルトに言った。

「昨日は練習のあと休めましたか?」

アインハルトはカバンを両手に持ちながら聞いた。

「えっと、昨日練習のあと寝てるときに夢を見たんですけど変な夢だったんです」

ヴィヴィオはアインハルトに言った。

「どんな夢ですか?」

アインハルトはヴィヴィオに聞いた。

「男の人がハーモニカみたいな楽器で笛を吹きながら旅をしている夢でした」

ヴィヴィオは少し寂しげな顔をしながら言った。

「ハーモニカのような楽器ですか?」

アインハルトはふと何かを思い出していた。

それはアインハルトの先祖のクラウスの記憶の中に楽器を片手に旅をしていた青年の事を思い出していた。


ーーーーーー


ヴィヴィオはようやくヒルデ魔法学院初等科に到着したヴィヴィオは本を読んでいた。

「あれ?ヴィヴィオまた本読んでるの?」

言って来たのはリオ・ウェズリー元気で見た目は勉強ができないと思われているが成績は優秀。

「うん、この前四人で無限書庫で見つけたベルカ戦乱百科」

ヴィヴィオは片手に厚い本を見ながらリオに見せた。

「昔から戦ってあるんだよね」

ヴィヴィオは戦の映像の中に何か珍しい画像を見つけた。

それは一人の若い男性が片手に不思議な笛を持っていた。

そこにはオリヴィエとクラウスが立っていた。

「この人誰なんだろう?」

そうヴィヴィオは言った。


ーーーーーー


ヴィヴィオは親友のリオとコロナ・ティミルとアインハルトと一緒に帰宅していた。

「そういえば最近変なニュースが流れるよね」

コロナは話始めた。

「どんなニュース?」

ヴィヴィオはコロナに聞いた。

「最近楽器を吹きながら旅をしている人がいるみたいだよ」

コロナは空を見ながら言った。

「へぇ〜」

ヴィヴィオは少し驚きながら空を見ていた。

するとさっきまで晴れていた空が黒い雲に覆われた。

「何か空が変だね」

ヴィヴィオは空を見ながら言った。

「夕立かな?」

リオは雲を見ながら言った。

「何あれ!」

コロナは何かを指差した。

それは巨大な竜の様な怪獣だった。

「風の魔王獣マガメ
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