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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Bきっと分かり合えたなら〜Nanoha & Teana〜
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ゃんか。馬鹿言ってんじゃねぇって話だ。お前も含めてフォワードはまだ原石っつうか、まだ完成されてねぇ魔導師なんだよ。まだまだこれからだってぇのに勝手に限界作るなよ」
「うん。私もなのはも、当たり前だけど初めから今の実力じゃないんだよ? 10年と弛まぬ努力を続けて至れたのが今の私たち。みんな、本当にこれからなんだから」
「うん。スバルはクロスレンジの爆発力。エリオはスピード、キャロは優しい支援魔法。そしてティアナは、仲間を射撃と幻術で守って、指揮をしてどんな困難な事態でも切り抜けるチームリーダー。ティアナは自分には才能がないって言ってるけどそんなことない。立派な資質がちゃんとある」
自分では判らないかもしれないけど、まだ完全には開花してないけど、確かにそれは存在してる。
「ティアナの射撃魔法クロスファイアシュート。ルシル君から受けて見てどうだった?」
「え?・・・ちょっと対処しづらい感じ・・・でした。複雑に動きますし、速いですし、威力もすごくて・・・」
「でしょ? あれ、ティアナのベストデータと全く同じ弾速・精度・威力に調整されてたんだよ。これがどういう意味か解る?」
「・・・あ、あたしにも同じようなことが出来る・・・?」
ティアナの目に僅かばかり強い光が灯った。私はその言葉に同意するために強く頷き返した。
「1つの魔法でもしっかり極めればそれは奥義となる。クロスファイアはティアナの大事な魅力なんだ。それを蔑ろにするのは本当にもったいないって思ってる。だから中途半端に別の魔法や技術の練習に入ると危ないよ、って教えたかった。それと、ティアナ、クロスミラージュをちょっと貸して」
ティアナはカード型の待機モードの“クロスミラージュ”を起動させて、「どうぞ」渡してくれた。私はお礼を言って「システムリミッター、テストモード・リリース」“クロスミラージュ”に施してあるリミッターの内の1つを解除する。
「モード2って命令してみて、ティアナ」
「・・・モ、モード2」
私から受け取った“クロスミラージュ”にティアナが命令を出すと、その姿を変形させた。銃口からは大きな魔力刃が伸びて、グリップ先端と銃身下部からも魔力刃が伸びてナックルガードを形成した。
「ティアナの着眼点も間違いじゃなかったんだよ。ティアナは執務官志望だから、部隊を卒業したら個人戦がどうしても多くなるだろうから、将来を考えて用意はしていたんだよ」
驚くティアナにそう伝える。執務官は本当に激務だから、射撃だけだとすぐに限界は訪れる。そのための近接戦用形態、ダガーモードだ。そこまで伝えて、“クロスミラージュ”に再度リミッターを掛けた瞬間、ティアナは嗚咽を漏らし始めた。
「
近距離
(
クロス
)
も
遠距離
(
ロング
)
も、もう少ししたら
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