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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Bきっと分かり合えたなら〜Nanoha & Teana〜
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みたいに突っ込んだ私も墜ちた」
「「「「っ!!」」」」
私もバッサリと斬られるシーンが流れて、スバル達がモニターから目を逸らした。“スフィー・ダンテ”による右肩から左脇腹への創傷、重度の火傷、刃が地面を砕いたことで発生した石礫による裂傷、爆風によって吹き飛ばされて、地面に叩きつけられた際の骨折、打撲、擦過傷などなど。挙げればキリが無い怪我の数々。
「それで、仲間の忠告を無視して突っ走った結果がこれ」
私が本局医務局へ運び込まれるまでの間と、手術後の写真を見せる。改めて見ると本当にエグイというかグロイというか。ズタボロの血まみれな私の姿に、キャロはモニターに視線を戻してすぐに両手で顔を覆って見ないようにして、スバルとティアナとエリオは目を見開いて顔を真っ青にした。
「なのはの受けたダメージは甚大で、魔導師として再起できるどころか、もう2度と歩けないかもしれないって言われてたの。応援に向かっていた私たちは自分を責めたよ。もう少し早くついていれば、って。でもね、意識を取り戻したなのはが謝ったきたんだ。迷惑をかけてごめんね、って・・・」
「無茶をしなきゃいけねぇ、無理でもやらなきゃいけねぇ、無謀だろうが命懸けになろうが一歩も引けねぇ、そんな状況だってあるさ、戦闘も仕事にする局員ならな。この
なのは
(
バカ
)
みたいに街を守らなきゃいけねぇっつう無茶はまぁいいさ。守るためのもんだ。でもよティアナ。お前の無茶、あのミスショットは本当にあの時、自分や仲間の安全や、命を懸けてでも撃たなきゃいけなかったのか?」
馬鹿って。まぁあの時の私は確かに馬鹿だったけど・・・。
「私も、アリシアちゃんも、みんなに同じ道を辿ってもらいたくないんだ。無茶をしなくていいように、ちゃんとお仕事から無事に帰って来られるように、教えてきたつもりだったんだけど・・・」
――高町教導官。いや、なのは。ティアナやフォワード達と1度腹を割って話し合ってみろ。昔の君は、ちゃんと話をしようっていう強い意思があった。しかし今は教導官という立場からか一方的に教え子に、解れ、というスタンスだ。ティアナも兄ティーダ一尉の一件でがむしゃらになり過ぎている。このままでは破綻する未来しかない。ちゃんと話をして、お互いの気持ちをぶつけ合ってみるのも大事だ、と俺は思うよ――
ティアナには伝わらなかった。昨夜の別れ際にルシル君から言われた言葉。
六課
(
いま
)
みたいに長期間同じ教え子に教導をすることなんてなかったし、ティアナみたいな反抗する教え子は居なかったから、話をする、って簡単で当たり前の行動を忘れてた。ティアナの抱える悩みを解っていながら、私は話をしてこなかった。ダメダメな教導官でごめんね。
「つうかよ、ティアナ。お前、射撃と幻術しか出来ねぇ凡人だって言ってるようじ
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