暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Bきっと分かり合えたなら〜Nanoha & Teana〜
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周りに迷惑が掛かっちゃうか。まず昨夜ルシル君に見せられたスバル達とルシル君のやり取りの映像を、2人が磔から解放されるまでをモニターに流して、見終わったところで私は口を開く。

「ティアナ。昨日のルシル君との模擬戦についてはこの通りルシル君から窺ってるよ。クロスシフトCの危険性や、さっきの模擬戦で使うかどうかの選択が2人に委ねられていたのも。それで、どうして使わなかったの? 私に使うために組んでたんでしょ」

「・・・あたしが、使わないと決めたから、です・・・。ルシルさんにも言われましたから。使い物にならない、ただ危ないだけのものだと」

「そっか。でも未だに完全には納得はしていないっぽいね」

ティアナの表情を見れば判る。自分が間違っていたことについては納得も理解もしてるようだけど。こりゃ私の失敗談を明かさないとダメみたい。ちょっと恥ずかしいけど、ティアナに解ってもらうにはこれしかない。

「ティアナの誤射未遂。あれ、結構無茶をやったよね。ヴィータ副隊長との合流を待つことも出来たし、アリシア捜査官の援護だって待てたし、シャーリーから無茶をしてるって警告も受けた。それを無視して無理やり攻撃を実行、スバルを誤射しかけた」

ちょっと意地悪く言ってみる。ティアナは俯いて、拳をギュッと強く握り締めた。

「そしてクロスシフトC。ルシル君の言うようにリスクだらけで、自分たちの身を危険に晒すコンビネーション。強くなろうっていう姿勢は評価できるよ。でも、何か勘違いしているみたいだけど、模擬戦はケンカじゃないんだよ? 練習じゃ真面目に聞いているフリで、本番でこんな無茶をするなんて、練習の意味ないと思うんだけど。私の言ってることややってること、間違ってるかな?」

「いいえ・・・」

「間違っていない、です・・・」

「ん。ねぇ、ティアナ。アリシアちゃんから似てるって言われたでしょ?」

「え? あ、はい・・・。フェイトさんを誤射した過去を話してくれました」

「これ、恥ずかしながら私にも当てはまるんだよ。私も昔ね、ミスショットじゃないけどティアナと同じ失敗をしちゃったんだ。ヴィータちゃんやアイリからの忠告を無視して、フェイトちゃんたち応援がもうすぐ来るって知っていながら、私は突っ走った」

リンドヴルムの置き土産となった神器回収任務。その1つだった“スフィー・ダンテ”の回収時、私は無茶をやって撃墜されてしまった。その時の戦闘映像をみんなに見せる。

「リンドヴルム事件の後始末だったロストロギア回収任務だ」

ヴィータちゃんがそう補足した。神器の力で炎と一体化してる剣士と戦う私、ヴィータちゃん、シグナムさん、セレスちゃん。でも圧倒的な火力と予想の出来ない攻撃によって・・・

「ヴィータちゃん達は墜ちて、そして馬鹿
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