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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Bきっと分かり合えたなら〜Nanoha & Teana〜
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だって上がったし、デバイスの恩恵もあるかもだけど! でもそれを度外視にしてもティアはすごいです!」
「そんなお世辞なんていいわよ、スバル」
素直に受け取れない。スバルは陸士訓練校の頃からあたしのことを持ち上げてたし。
「それじゃあ俺が率直な評価を下すが、ティアナは十分に成長していると思うぞ。射撃系の魔導師は中遠距離での射砲撃をメインとするから、格闘戦を行うベルカ式魔導師に比べて強くなったという実感が持てないことが多い。だからティアナも成長していないと感じるんだろうが、第三者から見ればちゃんと成長している。自信を持っていいんだ」
「そうだよティア! ただ判りにくいだけなんだって! ルシルさんがそう言ってるんだから間違いないよ!」
「それは・・・そうかもしれないけど・・・」
それでもあたしはやっぱり素直になれない。
「信じようよ、ティア。自分のことくらい、自分で信じてあげないとダメだよ」
スバルと顔を見合わせてると、「6時半。もう良い時間だな」ルシルさんがそう言って踵を返した。ルシルさんの背中に目をやると・・・
「俺の伝えたいことは伝えた。明日の模擬戦。このクロスシフトCを使うかどうかは2人の意思に任せる。自分を貫いてなのはに絞られるか、なのはを信じて練習通りに終えるか、な。・・・っと、そうだ。今日はありがとう。有意義な時間を過ごさせてもらったよ」
あたし達に振り返ることもせずにそう言いながら、ルシルさんはシミュレータから去って行った。それを見送った後、「ティア・・・」不安げな声色でスバルがあたしを呼んだ。明日、シフトCを使うかどうかはあたしたち次第。
「あたしは・・・」
†††Sideティアナ⇒なのは†††
「はーい。それじゃあ午前中の纏め、2on1の模擬戦を始めるよ。まずはスターズからやるから、スバルとティアナは防護服着用」
「「・・・はいっ!」」
訓練中どこか上の空だったスバルとティアナ。クロスシフトCを使うかどうかまだ迷っているのかもしれない。昨夜、終業後にルシル君からクロスシフトCのことについて、模擬戦の映像を交えながら聞かされた。ティアナが何を考えて思って、何に悩んでいるのか、アリシアちゃんから聞かされた話と統合してようやく理解した。
――シフトCの使用についてはスバルとティアナに一任したので、高町教導官も2人が明日の模擬戦で取る行動に相応しい対応をして頂けるようお願いします――
ルシル君はそう言ってた。もしシフトCを実行すれば、私は2人を問答無用で撃墜する。練習の時だけ真面目にやってるフリをして、実戦で無茶をするような馬鹿な子を許せるほど私は優しくない。だけど練習通りにやってくるのなら、ちゃんとティアナと話をしよう。
「(私を信じろ、か。ルシ
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