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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第6話 私、チャンバラやります。
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ンクCの篠ノ之さん?」

あらら、セシリアが出てきた。ちょっとは言い方あるでしょうに。因みに私はランクA+だ。セシリアもそうだったっけ?………ん?“わたくし達”?

「……ってセシリア、あなたもやるの?」

「ええ、面白そうですし。」

「くっ、ランクなど関係ない!」

「ああ、その通りだ。」

おお、織斑先生参戦。

「お前達のランクなどゴミだ。これからの三年間でいくらでも変わる。」

うんうん、やっぱりISは才能よりも努力………この場合は稼働時間よね。ISの自己進化という物は中々馬鹿に出来ない……と、いうより自己進化こそISの一番の特性だと言ってもいい。そして、進化するのに一番手っ取り早いのは稼働時間を長く、濃くすることだ。上手くいけば、三年間で二次移行(セカンドシフト)まで持っていけるかも知れない。





放課後

「本当に良いんだな?神宮寺!」

「だって……こうでもしないと篠ノ之さん、納得しないでしょう?」

場所は剣道場。私と篠ノ之さんが、それぞれ竹刀を持って、向かい合っている。織斑のコーチを納得させるため、篠ノ之さんと剣で勝負することになった。

「では………ゆくぞ!」

上段に構えた篠ノ之さんが、早速打ち掛かってくる。一見大振りに見えて実は隙のない、いい一撃だ。けど……

「ちょっと……素直過ぎない?っと」

振り下ろされる竹刀の、ギリギリ先端を見切ってかわし、カウンターの突きを繰り出す。僅かばかりの動揺が見られたが、想定内だったのか簡単に避けられる。

「ム、少しはやるな?」

「さて、次はこっちからっ!」

間合いを一歩詰め、隙の少ない連撃で手堅く攻める。恐らく篠ノ之さんは一撃必殺タイプ。こういう戦い方をすれば必ず………

「この……一気にけりをつける!!」

こんな感じに焦れる。距離をとり、再び大振りで仕掛けてくる。さっきのようにカウンターを叩き込んでもいいけど、それで仕留められないと、折角焦れた相手がまた冷静になる。だから……

「ハアァァァァ!!」

「セッ!」

今度は真正面から受け止め、受け流しつつ退がる。怯んだと思った篠ノ之さんは、ガンガン攻めて来るけど……気付いてる?動きが単調になってるよ?

「ま、私がそう誘導したんだけどね?」

小さく呟いた独り言は、幸いにも聞かれなかった様で、たちまち私は隅に追い込まれた。

「これで止めだ!!」

再び竹刀を振りかぶる篠ノ之さん。彼女の剣技は確かに凄いけど……短時間にこれだけ見れば、アホでも避けれる。

やっぱり素直過ぎるんだろうな。『試合』じゃなくて『実戦』を積めばもっと駆け引きとか出来るんだろうけど。

「よっ、と。」

篠ノ之さん渾身の一撃を、
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