第十二話 数字
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ら錯乱したように暴れるクローザーを見ながら。
俺は、ただ、その時を待つ。
ヘヴンは、その光景を唖然として見ながら、ユイスリーへ視線を向ける。
すると、ユイスリーは、ただ機械的に。
「ギブって、なんて意味です? とりあえず書き込みが終わるまで少しお待ちくださいね」
なんてことを、冷静に言った。
……ユイツー以上に、コイツには感情がないのか?
いや、NPCということを考えれば、これで正解なのかもしれないが……。
「助けて!!!助けて助けて助けて!!!! 頭が! 脳が焼けちゃう! 脳が、頭が!アァアアァア゙ぁ゙あ゙あ゙あああああ!!!!!!!!!
あhhcbcdfあdbbedfdbeeffjaecdafaaaaaaaa
aaaaaaaa0110110101110011010101!!!!」
叫び声が次第に機械的な何かになっていくのを聴きながら。
俺は、クローザーの、その最後の姿を目に焼きつけた。
一度、0と1のデータの塊となって、完全に組み変わっていく、その異様な光景を。
全てが終わった後。
そこに立っていたのは、見覚えのある顔。
「はい。 書き込み完了です♪ うーん、生身の体って新鮮ですねぇ。 NPCじゃなくPCとして活動するのが楽しみですよ」
そんなことを、笑顔で言うのは。
見間違えるはずもない。
ユイツーの姿、そのものだった。
「……活動なんかさせるわけないだろ。 お前はここで消してやるよ」
そう言って剣を向けると。
ユイツーは、口元を必要以上に吊り上げて、歪んだ笑みを見せる。
「あはははは! まぁ、やるだけやってみればいいんじゃないですか? まぁ、ここ圏内ですけど?」
そんな挑発的なユイツーの言葉を、俺は無視して。
ただ、その手に持った剣で、ユイツーの体を、突き刺した。
当然、街中ではプレイヤーに対する攻撃は不可能。
仮に攻撃したとしても、ノックバックが起こるだけだ。
どころか、ユイツーと化したクローザーに通常の攻撃が効くかどうかは不明。
NPC扱いになっているのならば尚のこと、攻撃が効く可能性は薄い。
だが……それが、目的だ。
「え? あ、あれ……?」
ユイツーは、唖然とした顔で己の体を見る。
その体が、徐々にデータと化して、電子の海に消えていくその光景を。
ユイツーは、不可思議に思ったのだろう。
何故、ただの攻撃で、こんなことになるのか、と。
「グリュンヒルXXX(スリーエックス)。 さっきユイスリーに強化してもらった特殊武器だ。
対NPC用の、カーディナルシステムから直接干渉する削除プログラム。
当然、ただのモンスターやプレイヤーに対しては効果がないらしいが、ユイツー用に用意されたものだな」
俺がそう解説してやると、ユ
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