第一章:体育館裏のホーリー/暴走する熾鏡龍
MirrorXIII:舞うは天災の熾鏡龍/奏でるは、悲しみと孤独の二重奏
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「ヴァーリの力か!おのれ、どこまでも私の前に立ち塞がるのかッ!! ヴァーリィィィィッ!!」
吼えるシャルバは、次に魔力の塊を翔一に撃ってきた
しかし翔一は微動だにせず…偶然奥で怯えていたディオドラを捕まえ
まるでディオドラを盾にするかのように迫る魔力の塊を防いだ
そして盾にされたディオドラはまるで屍の様になり翔一に投げ捨てられた
もうこれは戦いじゃねぇ…一方的な虐殺だ・・・・どうして…お前は
あんなに優しかったのに…こんな残酷なことができるんだ!!
《『SHOOT VENT』》
そして翔一はまた音声を発し残ったシャルバの片腕をまるで弾丸のように打った
ブレスで吹き飛ばす
『ヴォァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』
翔一は強大なオーラを纏って咆哮を上げると、
オーラによって床が大きく抉れて巨大なクレーターが出来上がる。
「ば、化け物め!なんだあの時の暴走とは比べ物にならないぞ!!」
シャルバの顔は既に恐怖に染まっていた。
瞳には怯えの色が強く表れ、まるで目の前の翔一の恐れている感じだった。
「わ、私の力はレイリスによって前魔王クラスにまで引き上げられているのだぞ!?
なんだ前の戦闘データから逸脱しすぎている!!なんなんだ!?これが異世界の化け物か!」
シャルバは喚くが、今さら認識しても遅い。
俺達は―― ただ呆然と見ているしか無かった。
翼と木場は全身を震わせ、部長、アーシア、朱乃さん、小猫ちゃん、ゼノヴィア、ギャスパーは
まるで翔一を恐れているように見ているし、俺だってだってそうだ、全身の震えが止まらない。
だがあれは翔一だ、とおまった決して怪物などとは思わなかった
だから俺は絶対に目をそむけず見ていることにした
「イッセー、翔一は…なんであんなに…あんなに苦しそうなんだ…
私は彼に救ってもらったのに…私は何もできない…悔しんだ!!」
すると翼が俺に問いかけてきた…
お前も俺と同じことを思っていたのか…
「なら翼、今の俺たちには何もできない……だから今この光景を見るんだ
翔一の苦しみや…背負ってきたものを…見届けようぜ!!」
「…・・わかった…私もしっかりこの光景を見届けよう」
そして翔一は姿勢を変え、翼を大きく広げ、顔をシャルバに真っ直ぐ向けた。
ガシャッと何かがスライドする音と共に、顔の部分が四方向に割れて
まるで何か発射されるような発射口が姿を現す。
《『COPY VENT』》
《『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost……』》
また音声を発した後、発射
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