暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜熾鏡符のAGITΩ〜
第一章:体育館裏のホーリー/暴走する熾鏡龍
Mirror]:禁忌によって作られた龍/真実を知る翔一
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た。
いや正確には姿は一緒だがオーフィスの黒を基調としたカラーとは違い
腰まである白髪の小柄な少女。ワンピースも髪の色と同じく白を身に付けていた。

「何だ、奴は・・・・・・オーフィス、なのか?いや、色もオーラも違う
そしてオーフィスは今は違う場所にいる・・・」

俺は何が起きているのか分からずにいるが、
地面に降りてそのままその白いオーフィスらしき少女を真正面から見る。

「お前は何者だ!どうしてオーフィスの姿をしている!!」

「・・・・・・・・・おまえ、だれ?」

するとその少女は水色の一切の光のない目をこちらに向けてきた―――
まるでオーフィスだが、しかしオーフィスとは根本的に違う。

オーフィスは既に自我というものが翔一との触れ合いにより生まれていて、結構元気な龍神様だ。
だがこいつからはそんなものが一切感じられなく、殺意も何も感じない。
まるでつい最近生まれたような感じで何も分かっていない顔をしていた。
しかもこいつからは、何も感じない…まるですべてがゼロのような…

「俺はアザゼル・・・俺のことを知らない時点でオーフィスとは別人か」

「オーフィス・・・レイリスの、おねえさま?それともぶんしん?」

オーフィスをお姉さまって呼んだ―――つまりそういうことか。

「お前はまさか、オーフィスが組織に残していった力で生まれた存在ってことかッ!?」

「何!?この者がオーフィスの分身体のようなものだと言うのか!!」

まさか禍の団(カオス・ブリゲード)がオーフィスの力で生まれた存在…
しかもオーフィス並みに、やばい俺でもおそらく勝てないだろう

「それもその通りだな、堕ちた天使が!」

すると旧魔王派の悪魔が語り出す

「冥土の土産に貴殿の疑問に答えてやろう。このレイリスは我々、禍の団が創りだした
最高の兵器ドラゴン。裏切り者、オーフィスの残した莫大な蛇の力を媒介し、
そこに何万の人の命、悪魔、魔獣など、そして
悪魔の魂、魔獣の魂、幾数ものドラゴンの亡骸・・・様々なものを混ぜに混ぜ、
それを何重にも禁術で重ね莫大な魔力で完成した存在だ・・・その絶対値、オーフィスと同等だ」

「貴様―――そいつを創るためにどれだけの命を摘んだのか、分かっているのか!」

タンニーンは旧魔王派のの発言に激怒し、口元に大きな爆炎を溜める。

・・・禍の団はレイリスを創るために一体どれほどの者を生贄にしたんだ!
恐らく現魔王の血族の者が次々に襲われていたのはこのレイリスも関係しているんだろう。

つまりディオドラがしたような強化は、こいつが生み出した何らかの
オーフィスと同じような技をしたということ。しかしこいつのオーラ
まるでオーフィスと真反対だ

・・・幾数も
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