暁 〜小説投稿サイト〜
SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第三章 成長
第17話 クジという名の福引
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てて立っていた。

「どうしたんですか、アスナさん?」
「どうしたじゃないわよ、シリカちゃん! なんであなた達、ボス攻略に来ないの!?」
 シリカの疑問にアスナが大声で言ってきた。

 最近アスナはなぜだか知らないけど、攻略に力を入れている。ギルドに入ってから何か思う所があったのかもしれない……しかも入ったギルドが《血盟騎士団》という最近力をつけてるギルドで、もしかしたらこのギルドは、あと少し上の層に行く頃にはトップギルドにでもなっているかも…

 その為、アスナはボス攻略に来なくなった俺達に何か言いに来たらしい……文句まで言いに来ることから、最近アスナが『攻略の鬼』と呼ばれ始めている(アルゴ情報)のが分かる気がする…
「まぁ、色々あるんだよ……しばらくは出れないよ」
 俺はアスナに理由を誤魔化して、さらにもう少し出れないことを伝えた。

「……理由は言えないのね?」
「ああ」
 ……というか、俺もよく分からん…休もうと言った本人のシリカは顔を(うつむ)かせて、顔も見えないし…ボス攻略の話題になると、最近シリカはこんな感じなのだ…

 シリカがこんな感じなので俺はあまり声をかけない事にしている……なぜならシリカがこんなになったのは、十層の戦いの後からなのだ…なら、原因は俺にあるのかもしれないと思ったからだ..

 なので俺はアスナの言葉に曖昧(あいまい)な言葉で返したのだ。
 そしてその言葉を聞き、しばらくしてアスナはため息をついて納得顔になり
「分かったわ…また攻略に来たくなったら、いつでも来て…」と言ってきた。

「え!? お、おいアスナ? 急にどうしたんだ?」
 俺は流石(さすが)に、この態度の変わり様にアスナに理由を聞いてみた。
 そしたらアスナはとんでもない事を言ってきた。

「いや、そんなに理由は無いわよ……ただ、こう言ったら失礼かもしれないけど…子供に命がけの仕事を押し付ける為に怒るのはどうかな〜…って思っただけよ」
「なっ!? あのなぁ〜誤解してるようだか言「ただ、もしあなた達が…そうね。キリトくん位の年の子だったら、実力行使に出ていたかもしれないけど…」………そ、そっか〜…まぁ…気が向いたら、また行く事にするよ……は、ははは…」
 俺はついに誤解を解こうとしたが、アスナの言葉を聞いて為、誤魔化しを入れた。

 俺はそれから、アスナが帰るまで苦笑いが止まらなかった…



========================



 と、こんな感じのやり取りがあったわけだ。
 ……しかし、アスナの誤解を解くためには凄い勇気がいるな〜…もう少し攻略に対する考えを丸くしてくれないかな〜…

「はぁ〜」
「どうしたんですか? ため息なんて…」
 どうやらアスナとの会
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ