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夢値とあれと遊戯王 太陽は絶交日和
レベル6前編 人間間ではかなり強力な力を、誇る
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「き、貴様は誰だ!?」
「だからダードって言ってんだろ」
 ダードは怯える男達を睨みつけた。
「じゃ、じゃなくて、何者だ貴様!」
「俺か?俺はただの決闘(デュエル)(けん)だよ」
「「デュエル犬!?」」
 樢は真ん中の男とハモってしまった。
「ぁんだよ、んなに珍しいもんでもねぇだろ」
 ダードは渋い顔をした。
「決闘犬って何?」
 樢は正直に尋ねた。
「あー、もしかしてここでは珍しいのか?……決闘犬っつうのは、決闘に不正が無いか、決闘者(デュエリスト)やデッキの臭いで判断する犬のことだよ」
「その決闘犬がなんでここに?」
「はぁ?夢値から聞いてねぇのか」
「夢値!?」
 ということはサンサーヴ絡みだろう。
「あぁ。お前の遊戯王のオベンキョーに付き合ってやれってよ」
「私犬に教えてもらうの!?」
「はぁ?嫌だっつっても」
「いいじゃん!なんか興味湧いてきた。教えて教えて」
 樢は急かすようにダードを揺さぶった。
「……お前、夢値が言ってたのとキャラ違わねぇか?」
「犬はいいじゃん可愛いじゃん」
「……」
 気分のいい樢に閉口するダード。
「あ、ダードも樢さんも仲良くなってきたみたいですね」
 そこに徒歩で駆けつける夢値。
「待て待て俺は仲良くなってな」
「あ、夢値。ダードありがと!」
 樢は大きく手を振った。
「お安いご用です」
 夢値はにっこりと微笑むと、置いてけぼりの白黒髪男達に対峙した。
「それで、ぼくは誰と闘えばいいんですか?」
「っしゃあ!まず俺が行くぜ!」
 左にいた男が夢値の眼前に飛び出した。
「エントリーナンバー4!エル!俺の個性は2ヶ月前から1ヶ月間、クレーンゲームでニワトリのドデカぬいぐるみを取った唯一の人間ってことさ!」
「それって個性なの?」
 樢は冷静にツッコんだ。
「個性だ!唯一無二!それこそ個性!」
「……成る程」
 夢値はデッキを構えた。
「「決闘(デュエル)!」」


「先攻を頂きます。ぼくのターン《BF(ブラックフェザー)上弦(じょうげん)のピナーカ》の召喚します。更に僕の場に『BF』モンスターがいるので、手札から《BF−砂塵(さじん)のハルマッタン》を特殊召喚します」

ピナーカ 攻1200
ハルマッタン 守800

「ぼくはレベル2の《ハルマッタン》に、レベル3の《ピナーカ》をチューニングします。レベル5、《(アサルト) BF(ブラックフェザー)五月雨(さみだれ)のソハヤ》をシンクロ召喚」

ソハヤ 守2000

「カードを1枚伏せて、ターンエンドです。エンドフェイズに《ピナーカ》の効果を発動します。デッキから『BF』モンスター、《BF−疾風(しっぷう)のゲイル》を手札に加えます」
「俺のターン、
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