暁 〜小説投稿サイト〜
FGOで学園恋愛ゲーム
八話:想い
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
い心を持つ彼女。
 見た目は勿論だが、彼女の美しさとはその心にある。

「人の縁は不思議ですね。初めて出会ったのがぐだ男君が廊下を走って転んだ時でしたね……」
『もしかして怒ってる?』
「ええ、ほんの少しだけ」

 そう言って苦笑するジャンヌ。
 特別な仕草でもなければ、褒められているわけでもない。
 だというのにぐだ男は彼女に見惚れていた。
 それは、彼が彼女という存在すべてにある感情を抱いているからにならない。

「でも……こうして仲良くなっていくのは嬉しいものですね」
『……うん』
「私、ぐだ男君ともっと仲良くなれたら良いなと思います」

 聖女のような微笑みには言葉以上の思いは込められていない。
 彼女にとって彼は仲の良い友達の一人でしかない。
 だが、しかし。それを理解してなお、ぐだ男の想いは変わらない。

『俺も、もっとジャンヌと仲良くなりたい』

 その言葉と共に彼は心の中で盟約を読み上げるように宣言するのだった。



 俺は―――ジャンヌ()のことが好きだと。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ