1話 僕
[2/2]
[9]前 最初 [2]次話
……
ならそういうことでいいですお父さん。
リュゼ「だーいじょぶだってぇ!俺もいるし、どんくさいリュカも心配ねェよ!白髪増えるぞー」
失礼だな父親に向かって
パパス「む、父さん白髪は生えてな」
リュゼ「いってきまーす!」
兄さんが思いっきりドアを開ける。
僕を引き摺って…
ごめん父さん、兄さんフリーダムすぎて手が付けらんないや…
子犬のように悲しそうに僕らを見つめる父さんの顔をドアが遮った。
ていうか
「痛いっ、階段いたっ」
段に腰やら肩やらをぶつける。
そのたびに体が軽く浮く。
ちょっと楽しいけど…
全く弟をなんだと思ってんだッ!
そんなことおかまいなしにドアを開く兄。
立ち止まって息を吐くと、
リュゼ「わぁ…潮の香だァ!」
興奮気味に小声で呟く。
やれやれ、でもこの潮の香に紛れてえげつないモンスターたちが出てくると思うとゾッとするねまったく…
僕も嫌々振り向く。
一面の大海原。
水面はキラキラと太陽の光を受け、うねっている。
てかいい船だなこの船。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ