1話 僕
[1/2]
前書き [1]次 最後 [2]次話
あったかい。
ここはどこ?
あかるい。
よくみえない。
でもすごく。
しあわせ。
すなどけいがさかさまになって、ぼくのいのちもじかんもおちはじめた。
??????????????????????????????????????????
………ザァ……
ザァァ……………
??「…おいリュカ、起きろよ」
ザァ…ザザァン…………
ゆらゆら、揺り籠の中で揺られているかのよう。
心地良いテンポが僕の眠気をより一層誘うのだ。
まだ、何も見えなくていいかな。
幸せだ。
??「ほら起きろこのグズ!カンカンカンコッケコッコー?ほらめっちゃ朝?」
「うるさいよ!僕今めっちゃ深夜?お休み?」
なんだ?僕今めっちゃ眠い!寝かせろ!お願いだ?空気読んで!寝たいんだ…なのに
??「そーんな寝たって背ェ伸びないよ、どうせ。希望を捨てろ」
そうやって顔を覗き込んでくる。僕も片目薄めにして見つめ返す。
にいさん。
僕の5つ上の。
名前はリュゼ。
でもなんでかな、性格も顔も何もかも僕にも父さんにも…たぶん母さんにも似ても似つかない。
それでも兄は兄。僕の大事な家族だ。(たまにというかいつもイラッとするけど)
まあおじいちゃんとかおばあちゃんに似たんだよね、きっと。
でもいい男だとおもう。
夜空みたいに真っ黒で艶のある長髪を銀の輪っかで纏め、くすんだ紺色のマントと白の服を着て、首や足首には銀の輪っかを身につけている。
耳につけた可憐な紫の耳飾りが光を受け、キラリと光る。
リュゼ「おっ、リュカ、潔く起きたか!これから美女探しのために甲板いくんだけど来いよ!」
そういってにいさんは僕の布団をはがし、僕を無理やりベッドから引っこ抜く。
「強制なの?!やめて!美容に良くないから?」
僕は必死でベッドにしがみつく。が、5つの差は大きく、無残にも床に転がされた。
「ああああああああああああああああああああああああ」
絶望
パパス「どうした、やけに騒がしいな。」
途端、父さん…パパスが部屋に入ってきた。筋骨隆々の毛根が強そうなイケメンおじさまだ。
リュゼ「散歩しようってリュカに言ったらベッドから落ちた。」
リュカ「ちが…(
パパス「そうか、リュカ大丈夫か?父さんは降りる準備やらで忙しくて着いていけないが、くれぐれも海に落ちたりはするなよ」
前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ