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ハイスクールD×D 〜始まりのアマゾン〜
Episode2
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ったっけかな。
グゥッ!
体中が痛てぇ。

コツ
コツ
コツ
コツ

足音が聞こえる。
ジンみたいだな。
トドメを刺そうってわけか......

だが、俺は死なねえ。
俺を生きる、生き残ってみせる。






そのために、俺は人を殺してきた。



アマゾンとなったあの日から...............






















アマゾン計画


それは、偶発的に生まれたアマゾン細胞を培養した実験体の製造。
並びに人間=優秀なエクソシストやシスターにアマゾン細胞を移植する生体兵器を製造するという狂気の計画。
俺とジンを含めた24人がアマゾン計画の人工アマゾンの被験者に選ばれた。
しかし、アマゾン細胞を移植された者の中でアマゾン細胞を完全に制御することができたのは24人の中でたった一人。
ジンだけだった。
残りの23人は、
あるものは、正気を失い、
あるものは、食人本能に支配され、研究員や同じ被験者を喰らい、
あるものは、アマゾン態から人間に戻れなくなり、理性を失っていった。
俺の場合、少しは適性があったのか理性は保てており、当初は食人本能を抑えることができたが、徐々に食人本能が目覚めていった。
食人本能を抑える薬剤を投与するアマゾンレジスターは実験体の数しか製造されていなかった。
何故なら最初にアマゾン細胞を移植されたジンがアマゾン細胞を制御下に置いたため安全であると判断したためだ。
ジンという成功例が生まれたことで俺を含めた残りの23人にも細胞が移植された。
だが失敗した。

その後、ある事件が起きて研究施設が壊滅し、施設にいたアマゾンたちが世界中に散らばっていった。
施設が壊滅した際、ジンはしばらく廃墟と化した施設に残っていた。
証拠隠滅に来た天界直属の特殊部隊を待ち伏せるために。
隠れながら俺はジンがベルトを使い、特殊部隊を皆殺しにしているところを見ていた。


俺はその時初めてジンに憎しみを抱いた。
アマゾン細胞を完全に制御しているから。
だが、すぐにその憎しみは完全に消えた。

「全てのアマゾンは俺が狩ってやるっ!!」
そう叫んでいるジンは、その目から涙を流していたから。
恐らく、自分では気づいていないだろう。
ジンは仲間意識が強く、人を守ろうと必死に戦ってきた。だからこそ、仲間を殺した罪悪感から無意識に泣いているんだろう。
俺はそう思った。
ジンが森の中に入っていくのを確認すると
「じゃあな、仁。」
そう言って俺はアマゾン態に姿を変え、飛び去った。





最初に人間を殺したのはそれから一週間経った頃に俺を殺しに来た教会からの追手だったな。
あの
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