暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/GrandOrder~救世の復讐者と盾の少女~
始まり
[2/3]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
所で何しに来たの?」

すると、桜ははっ!と思い出したように部屋からでると、すぐに小包を持って来た。

「先輩を起こすついでに荷物が届いていたので持っていってとお母様から」

「荷物?教会か時計搭からか?」

桜から小包を受けとる。随分と軽いが、音もする。

「宛名は......ねぇな」

「誰からなんでしょうね?」

桜が訝しげに見るのを見て、俺は小包を開ける。
中身は一つの何かの欠片に、作成済みのウィザードリング。後はレポートが一つ。

「これは......」

『間違いない、これは時空間転移魔法のウィザードリングだな』

ポンッと音をたてながら、幻影のウィザードラゴンが現れる。

「時空間......?タイムって事か?」

「確かそれは、ゼルレッチ翁の魔術では無かったでしたっけ?」

桜がウィザードラゴンに話し掛ける。ウィザードラゴンは首を振ると言葉を発する。

『いや、あやつのは平行世界への移動を込みとした魔術だよ。我々の魔法ではその域には行けない。精々過去や未来に飛べるだけの代物だよ』

いや、時間移動だけでもかなり凄い魔法なんだけど。と言うかゼルレッチ翁も中々やんな。
さて、この欠片とレポートを見るか。

「って、このレポートなんだ......」

レポートを捲って見てみるが、とてもじゃないが読めたものではない。かなり古ぼけているし、所々読めない。

「うわ、これ何ですか......」

流石の桜でも読めないらしい。ウィザードラゴンはマジで例外として。

「ムーンセルに行ければ見れなくはないかもなぁ......」

ムーンセルのところにいけば、解読ができる。機材はかなり現代より進んでるし、割と早くできる。だが、ムーンセル自体に行くには電脳世界からのダイブが必要なので、今は考えるだけにとどめる。

「さて、もう一つの欠片だが」

と、欠片ち手にとって見る。

「何でしょうか......?」

「見た目は剣か何かの欠片っぽいな。投影しても良いが、危ないし洒落にならないからな」

欠片を机において、タイムウィザードリングを填める。

「さて、試運転と行こうかね」

《ドライバーオン!プリィズ......》

ウィザードライバーを起動させ、ハンドオーサーを操作して魔法の使用待機音が響く。

《ルパッチマッチ!タッチゴー!ルパッチマッチ!タッチゴー!》

俺がリングをドライバーに当てようとしたとき、ウィザードラゴンが叫ぶ。

『待てっ!その手を止めろ佑人!!』

「あ?」

しかし、時遅くウィザードリングは読み込まれた。


《タイム!プリィズ......》


起動した魔法陣は俺達の前に現れ、問答無用で引
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ