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μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第37話 リトライ
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たような清々しい顔つきをしている。
その顔を見れただけで俺は嬉しく思った。










───コイツらどうしようか。非常にめんどくさいんだが...











─── 第37話 リトライ ───









「おし!切りのいいところだし、一度休憩いれるか〜!」


 俺の声掛けを機に9人は各々その場に座り込んだり、日陰に置いた飲み物を取りに行ったりと自由に行動をとる。
俺はというと今さっきのダンスの確認と調整という意味で殴り書きしたメモと、それとはまた別のノートを見比べて修正の入った部分を書き足す作業に移る。
現在新たに練習している曲は二曲。
どこでどんな風に使うかは未定だが、いつ使ってもいいように万全の態勢で送り込んでいきたいところ。


ふと、


「うん?どうした海未」
「いえ....聞きたいことがありまして」
「聞きたいこと?」
「はい。先ほどあなたが言ってた”ラブライブ!”の事なんですが」



あぁそっちのことか。一瞬”抜け出した事”についての言及かと思ったけど、海未にとってはそっちよりラブライブ!の方が優先らしい。
それはそれで寂しいが...まぁ下手に言及されるよりはいいかな。





「それか...そういえば話してないもんな。なんだかんだ言って花陽を追ってしまったからね」
「はい、もし先程大地の言ったことが本当なら私達も.....その、また出場できるチャンスがあるのではないかと」

前回はアクシデントにより最後の最後で断念したμ's。
第二回ラブライブ!が終わり、今年はもう無いだろうと薄々感じながらも俺は『何の為にこれから続けるか』という目的を失っていた。
恐らく他のみんなもそんなところはあっただろうに。


「あぁ、恐らく確定事項だろう。花陽が俺に教えてくれた内容だから、部室でも言った通り俺からは断言できないけど」


と、視線は花陽の方へ向く。
一瞬戸惑った表情を見せたが、何故向けられたのかすぐに理解して日陰に置いてある自分のスマートフォンを手にして戻ってくる。



「大地くんの言う通り、第二回ラブライブ!の開催は確定です───」



 花陽はいつもの如く饒舌に、前に電話で話してくれた内容をそのまま語り出す。
所々早口で何を言ってるのかさっぱりな部分はあったが、そこは俺のフォローでみんなの理解を促す。
 時たま僕に向けられる数名からのジト目はスルーしておいて。











そして、





「───ということが大まかな今回のラブライブ!の概要になります」
「つまり...アイドル下剋上の時代がやっ
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