外伝〜旧市街の復興支援〜後篇
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らかいの表情で呟き、エリナは苦笑し
「フフ、言っておくけどアッバスは僕だけのものだからね♪ま、レンタルくらいなら考えてあげてもいいけど。」
ワジは笑顔で言った後静かな笑みを浮かべて言った。
「……いったい何の話をしている。今は時間がもったいない。すぐに作業に入りたいのだが。」
その様子を見ていたアッバスは静かな口調で言った後セティ達を見つめ
「わかりました。それでは始めますね。」
見つめられたセティは頷いた後シャマーラやエリナと共に”Uマテリアル”を実際にその場で教えながら創り、教えられたアッバスとギヨームもそれぞれセティ達が採取してきた材料で”Uマテリアル”を完成させた。
「完成……っと。おおっ……自分で創っておいて言うのも何だが、マジで本物の”Uマテリアル”だな、こりゃ……」
Uマテリアルを加工したギヨームは驚き
「……こちらも今終わった所だ。」
「す、凄いですね………ギヨームさんはまだわかるのですが、アッバスさんまでこんな短時間で創り方を覚えるなんて……」
さらにアッバスも加工し終え、それを傍で見ていたエリナは目を丸くし
「フフ、さすがはアッバスだね。」
ワジは口元に笑みを浮かべた。
「えへへ……でもこれならあたし達が”匠貴”になった時、父さん達に提案する”あの件”も成功しそうだね!」
「フフ、さすがにそれは言いすぎですよ。」
シャマーラは嬉しそうな表情をし、セティは苦笑していた。
「君達の父親というと……”匠王”か。彼に一体何を提案するつもりなのだい?」
二人の会話を聞いていたワジは不思議そうな表情で尋ね
「えっと…………まだ父様達には話していませんから、本当に実現できるのかどうかわからないですから、他の人達には黙っていてくださいね?」
「あたし達”工匠”がクロスベル……というかゼムリア大陸の人々に”工匠”としての技術を教えようと思っているんだ。」
「マジか!?」
「へえ…………?けど、そんな事したら、君達のアドバンテージがなくなるんじゃないのかい?」
シャマーラの話を聞いたギヨームは驚き、ワジは目を丸くした後不思議そうな表情で尋ねた。
「今のユイドラの”工匠”達は周辺に済む種族と共に互いを助け合って生きて行くという事を理念としていますので…………それにさっきも言いましたが、工匠が開発した商品のレシピ等については本来無償で開示されるものなのです。」
「まあ、さすがに異世界に来てまで無償で自分達の技術を教えるなんて、絶対に反対されるだろうから、講習料やその教えた人がお店を開いたりして、あたし達工匠の技術で創った物で儲け始めたら、お金を取る事になるだろうけど……」
「それに材料の採取区画など、
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