第93話
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さんや局長達と親しい関係のようだしな……局長達―――”六銃士”なら何か事情を知っていそうなんだが………」
「肝心の局長達はみんな、”知らない”の一点ばりですしね…………空港や駅、国境の記録によれば、全員クロスベル市から出た形跡はないから、恐らくクロスベルのどこかに潜伏しているのだと思いますが………」
疲れた表情でいったロイドの言葉にノエルは溜息を吐いて頷き
「……ヴァイスさん達の事ですから確実に事情や場所を知っていて絶対隠しているでしょうね。でなければ、ようやく再会できたばかりなのに、行方を眩ませたリセルさん達を探さないなんてありえません。」
ティオはジト目で言った。
「……ま、その内ひょっこり姿を現すんじゃねえか?……それより話を戻すが、今日がノエルの仕事納めか。」
そしてランディは話を戻してノエルに視線を向けた。
「はい、今日一日……精一杯頑張らせてもらいます。よろしくお願いします、皆さん。」
「ああ……こちらこそ。」
「ノエルさん……よろしくお願いするわね。」
ノエルの言葉にロイドとエリィは頷き
「―――各種手続きは俺の方でやっておこう。それと、晩メシは久々にどこか外にでも繰り出すか。特別に俺のオゴりにしてやる。」
セルゲイは意外な提案をした。
「セルゲイ課長……」
「はは、いいですね。」
「なかなかの太っ腹です。」
「フフ、それなら僕の馴染みのホストクラブでも行くかい?綺麗どころを集めて豪勢な送別会を準備するけど。」
「ええっ!?」
さらに続くように言ったワジの提案を聞いたノエルは驚き
「おっ、アリかもしれねぇな。俺としては綺麗な姉ちゃんのいる店の方が嬉しいが。」
ランディは嬉しそうな表情を浮かべていった。
「ふう……そういう問題じゃないでしょう。」
ランディの言葉を聞いたエリィは呆れ
「ならば、みっしぃショーがあるMWL内のレストランとか……」
ティオは真剣な表情で目を光らせて言った。
「そんなお店があるのー?」
「ちょっと気になってきたね♪」
ティオの言葉を聞いたキーアは無邪気に尋ね、シャマーラは口元に笑みを浮かべて言った。
「それ以前にお前ら……俺の財布の中身を考えろっての。後、ルファディエル。今はロイドの中で黙っているようだが……お前も特務支援課の俺と同じ上司として割り勘してもらうからな。でないと代わりにリーダーである弟が払う羽目になるぜ?」
一方セルゲイは呆れた表情で言った後、ロイドに視線を向けて呟き
「ええっ!?」
(フフ、仕方ないわね。まあ、それぐらいなら出してあげましょう。)
セルゲイの言葉を聞いたロイドは驚き、ルファディエルは
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