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男⇔女
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さん。
・・女友さんのおかげでクラス全員の相手をする必要はなくなったけど難易度は上がってしまった。何かしらうまいこと考えなければ。
「中間テストが終わったからといってだらけないように」
ホームルームが終了するもうまいこと切り抜ける方法は出ない。
明日には元に戻るんだヘマしないようにしなければ。
「ごめん。女さんはいる?」
ホームルーム終了直後、教室の外で俺を呼ぶ人が・・って!
「な?おん・・男さん?」
そこには慣れ親しんではいるが見慣れてはいない俺のボディを持った女さんが。
「あ、女さん。これ忘れてたよ」
そう言って何かが書かれた紙をを手渡してくる。
内容は・・クラスメイトの詳細が書かれたものだった。これはありがたい。
「まったく。気を付けろよ?」
キザったらしく俺の頭をポンポンと撫でる女さん。
「・・!」
やばい!自分がそんなことしているように見られてると思うと恥ずかしい。
「あ、ありがとうございます」
自分でも顔が赤くなっているのが分かる。あー。恥ずかしい!
「じゃ、また後でな」
ウィンクを決めながら教室を出ていく女さん。
「・・失敗したかなぁ」
好きにやってくれて構わないとは言ったけどあれは流石に恥ずかしい・・後でやめてもらうように頼まなければ。
「はっはーん。なるほどなるほど。あの人の影響なのね」
何かを悟ったような女友さん。
「な、何がでしょうか?」
「隠さなくてもいいわよ・・あの先輩が気になってるんでしょう?」
「・・・・へ?」
「頭撫でられて顔真っ赤にしてたし」
それは羞恥心からくるものであって恋愛に繋がるものじゃないんですよ。
「あんな女初めて見たわよ。まるで別人のようだったわ」
そりゃ中身が違うからねぇ。
「それにあの先輩・・どうも他人のような気がしないのよ」
貴方が慣れ親しんだ幼馴染だからだよ!
「心配しないで!うまくいくように応援するわ!」
ガシッと強く手を繋いでくる女友さん。
「あ・・ありがとう・・ございます?」
ま、問題は解決したようだし・・いい・・のか・・なぁ?
ともあれ俺は心強い味方(?)を手に入れたのだった。
・・・
「・・ってことがあったんだ」
現在、化学室。お互いに今日のことを話し合っていた。
・・あれから異性を落とす方法だの体を魅力的に見せる方法だのを実演を踏まえて休み時間中常に教えてもらった。
ちなみに全部一昔前に流行ったものだったんだか女友さんは本当にあれで男を落とせると思っているのだろうか?
「・・すみません。女友さんにそんな一面があるとは思いませんでした」
そんな俺の話を聞き、申し訳なさそうに顔を伏せる女さん。
「いや、女さんのせいじゃないよ。幼馴染だからって全部知っているとは限らないんだし」
「そんなこと言ってセクシポー
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