第90話(3章終了)
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見つめて目を伏せ
「先輩………」
「………………………」
ランディの言葉を聞いたノエルは複雑そうな表情をし、ミレイユは複雑そうな表情で黙り込んだ後ランディに近づいてランディを抱きしめた。
「え……………」
ミレイユに抱きしめられたランディは呆け
「………その事は気にしないで。これが私達の選んだ道だから…………貴方が気に病む必要はないわ。」
「………………………」
自分を見つめて優しげな微笑みを浮かべて言ったミレイユの言葉を聞いたランディは黙り込み
「それに……初めて”殺し”を経験して思ったけど……………何となくだけど、貴方が猟兵を止めた理由の一つがわかった気がしたわ………」
「!!…………………」
さらに自分を見つめて寂しげな笑みを浮かべながら言ったミレイユの言葉を聞いたランディは目を見開いた後黙り込み
「ハハ……………しかしまさかお前がこんな大胆な行動をとるとはな?エルンストの奴に何か吹き込まれたのか?」
苦笑した後、からかいの笑顔でミレイユを見つめ
「なっ………!?せっかく人が気を使ってあげたってのに貴方って人は!!」
見つめられたミレイユは顔を真っ赤にした後、慌ててランディから離れてランディを睨み
(なんだい。やればできるじゃないか。クク………)
エルンストは口元に笑みを浮かべ
「はは………いつも俺やワジ達にモテすぎだって訳わかんない事を言ってるけど、ランディだって十分モテているじゃないか。」
「フフ、僕達がいるのに見せつけてくれるねぇ?」
ロイドとワジは口元に笑みを浮かべてランディを見つめて言った。
「お前達だけには言われる筋合いはないっつーの!」
二人の言葉を聞いたランディは悔しそうな表情でロイドやワジを睨んで指摘し
「ち、違いますからね!?私は決してそのお調子者の事は何とも思っていませんからね!?」
ミレイユは顔を真っ赤にして慌てた様子でロイド達を見回して言い
(あはは………)
(ランディさんに恋している事がみえみえですよね。)
(ええ………ミレイユ三尉の気持ちをわかっていながら答えないランディも十分罪作りな男ね……)
ミレイユの様子を見たノエルは苦笑し、ティオとエリィは静かな笑みを浮かべて言った。するとその時ミレイユのエニグマが鳴りはじめ、ミレイユは通信を始めた。
「コホン……01方部隊、ミレイユです。ああ、ご苦労様。それで連中の足取りは…………………何ですって?」
「ど、どうしたんですか?」
通信相手から聞いて、声を上げたミレイユの言葉を聞いたロイドは驚きの表情で尋ねた。
「……撤退した猟兵達が突如消えてしまったらしいわ。トンネル道の分かれ道から
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