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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、誇り高き決闘を穢した者へ激昂する。
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る、空を飛んでいる自分を発見し声をかけたのだろう。今直ぐにもブロギーの元に行きたい気持ちを抑えつつルフィの元へと降下した。

「レ、レウス大変なんだナミが!!」
「!?ナミちゃんがどうしたんだ!?」
「レウスさん大変なのよ!!多分だけどバロックワークスに捕まっちゃったのよナミさん!!」
「ンだとぉ!!?」

掛けられた言葉は衝撃に尽きる。レウスは一気に巻き起こった出来事に混乱しかけるが深呼吸をし落ち着く、だが落ち着いてはいられない。大急ぎでナミを探す必要が出てくるがよく考えてみればどこにいるかなど簡単なものだった。ドリーの足元をすくったあの無粋な下種野郎の所だと瞬時に確信した。

「こちらも拙いぞウソップ、ブロギーとドリーの決闘に水を差した下種がいる!!!」
「何だとぉ!?それまじかよ!?じゃ、じゃあさっきの血飛沫って!?」
「ああ……ドリーが足元をすくった下種野郎のせいだ!」

それを聞いたウソップとルフィは凄まじい憤怒を表情に表わした。ルフィもビビもドリーの戦士としての誇りの凄さは話をし戦いを見て理解していた。そしてウソップは師と仰いだ男の誇り高い決闘を邪魔をした者への怒りを燃やした。

「「ぜってぇええええに許さねぇええええええええ!!!!!!!」」
「俺とて同じだ!!俺はブロギーに救われた、心をな!そんな彼の誇りをかけた戦いを邪魔するものなど、許さん!!!」
「私も行くわ!!行くわよカルー!!」
「クワアー!!!!」

カルーも男として本能で理解していた。あの戦いは決して他人が介入し穢してはいけないものだと、それを穢した者は絶対に許せないと。

「ルフィ、ウソップ、ビビちゃん、カルー全員乗れ!!空中から強襲をかける!!!」
「ああ頼むぞ!!」
「任せろ!!!」

空の王者は吠える、誇り高き決闘を穢した者に。

空へと舞い踊る王者は更に力強く羽ばたき炎を燃やしている。

「レウスあそこだ!!ブロギー師匠に、ゾロやナミもいるぞ!?」
「うぉし、先に行くぞぉ!!」

ルフィは勢いのまま高高度から飛び降りていくがそれを止めはしない。したところで無駄だから。

「全く……ウソップにビビちゃん、これから地上に接近する。いい感じに飛び降りろよ!」
「解りました!いいわねカルー!」
「クワー!!」
「お、おう!!!」

王者は怒るだろう、決闘を侮辱した愚者どもに……。
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